頭の中が真っ白になった参院選惨敗のショックが醒めてきたせいか、自民党内の「安倍辞職コ−ル」が日増しに強くなってきている。
 安倍は、お友達内閣を改造すれば、一新できると思っているようだが、安倍の考えている政策が変らない限り、変りようがない。安倍自身このくらいのことは分かっているのだろうが、内閣改造くらいしか思いつかないからそう言っているに過ぎないのだと思う。
 自民党の連中が心配するのは、民主党など野党が参院を支配することになって、どんどん参院先議の法案を可決して、衆院に送ってきて、衆院もそれに追随するようなことになったり、衆院が自民党多数の数の力で否決し、それをたてに解散、総選挙にでも持ち込まれたら、不人気の安倍のもとではとても勝ち目はない、ということなのだ。
 現状では、安倍の支持率が向上するようなネタは見付からない。ズルズルと支持率が下がって10%台にもなりかねないのだ。
 そんなにぼろぼろになるまで、首相のポストにしがみついて、ぼろ雑巾のように捨てられる目には遭いたくはないであろうに。
 村上新八