参院選惨敗の安倍続投の裏話が次第に明るみに出つつある。
 参院選惨敗を察知した時点で、森、青木、中川幹事長の三人が会談して、「当選が30台であれば、『退くも地獄、進むも地獄』だから、辞任やむなし」ということになり、安倍に伝えられたが、その後「敗戦如何を問わずどうしても続投させてほしい」との安倍の嘆願によって、続投を認めたという。安倍はその間に麻生に会って、腹を決めたのだという。
 まるで、悪い遊びをしている幼児にやめさせようとしても、まだ遊びたいとだだをこねている幼児を甘やかして、遊びを続けさせているようなものだ。
 自民党は、敗戦原因を総括する調査グル−プを立ち上げたが、安倍続投を決めてからの敗因分析では、続投を容認するような結論を捏ね上げるだけだ。
 既に、中川幹事長、青木参院議員会長は辞任を決めているのだ。幹部だけが腹を切って親方がぬくぬくとしている図は、安倍が得意になっている教育改革上も悪しき事例になるだけだ。
 こんな自民党は、それこそ解党して出直すべきである。
 村上新八