今回の参院選では、期日前投票が前回比で1.5倍も増えているという。
 27日現在で881万人、期日前投票は投票日の前日が一番多いというから、軽く1000万票を超えるのではないか。全有権者数は約1億だから、投票率が60%とすると、投票者の17%もの人が期日前に投票したことになる。これは一体何を意味するのだろうか。
 何としてでも自公を勝たせるわけにはゆかない、全体に野党を勝たせねばならぬ、という強い意志を持った人が多かったのではないか、と推測する。
 そういう人は、候補者個人を選択するよりも党に投票することになり、選挙公報などには目もくれずに、選挙区では当選しそうな党公認の候補に、比例区では与党と張り合える党に迷わず投票することになろうし、そういうタイプの投票なら選挙演説を聞いたり、選挙公報で、候補者の政見を知る必要もないから、早々と期日前に投票するということになるのでなかろうか。
 こういう流れが大勢になれば、野党圧勝ということになのだ。それを期待したい。
 村上新八