今回の参院選は、文字通り安倍内閣の信任投票である。
 「消えた年金」問題でも、安倍は「最後のお一人まできちんと対応します」と約束したが、どんな対応をするのかが分からない。
 「納付した記録がありませんから、ご希望には応じられません」という処理が現在進行でどんどん増えているのが事実だろう。それも安倍の言う「きちんとした対応」ということになるのだ。
 ましてや、与党を参院選で勝利させれば、これでOKという国民のサインだ、ということになり、「年金を消された人たち」は泣き寝入りを強いられるということになるのだ。
 そういうことにしないようにするためには、与党に不信任を突きつけて、野党に活力を与えて、誤魔化されないように、最後まで政府を追及させるしかないのだ。
 与党に信任を与えては絶対にならない。
 村上新八