ムカデは大昔、脚がなかった。動くときはヘビのように動いていたのである。
加えて、当時のムカデは、餌となる生き物の脚しか食べなかった。
だから、あるときお釈迦さまに
「こらこら、脚だけでなく、好き嫌いなく、頭や胴体も食べなさい」と
説教をされてしまった。

が、ムカデは「偉そうに言うんじゃないよぉー」と反発し、お釈迦さまの
言うことを聞かなかった。

そこで、お釈迦さまは、仕方なく、「そんなに好きなら、おまえにたくさんの
脚を付けてあげよう」と仰せになられて100本の脚をムカデの体にお付け
になられたのである。以後、ムカデが餌に近づくと、そのたくさんの足音の
ために、餌である小さな生き物たちが逃げてしまうようになった。
そのせいで、今に生きるムカデたちも、
いつもお腹を空かしているという…。

そして、わたしも一度、「カニの脚だけじゃなく、ミソも食べなきゃ駄目」と
夢枕に立つお釈迦様から、注意を受けたことがある。
そして、わたしも、「偉そうに言うんじゃないよぉー」と
耳を貸さなかったのだ。当然、私の身体の側面には、
いま、沢山の脚が生えている。想像できますか、
ガサガサガサ ガサガサガサと、
手足を動かして、この記事を書いている…わたしを。

ガサガサ ガサ
ガサガサ ガサ

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123.あ〜い●◎∵太陽[]<>+P)==~|◇diagram×!#&ぶーんbottle☆:-tt??