広島、長崎への原爆投下は、当時出来立ての原爆の実戦使用実験だったのだ。それを、腹の底では米国人はよく認識している。それが国際法違反の非人道行為であることも、米国人はよく分かっているのだ。
 在郷軍人は、自分たちのしたことだから、それを繕うために「戦争の終結を早めるためだった」などと、苦しまぎれの弁解をしているだけなのだ。
 それなのに、久間が「原爆投下を理解する」などと言い出したのは、慰安婦問題での米議会の矛先を鈍らせようとの目的があったにせよ、「俺たちの苦しまぎれの弁解を理解するなんて、とんでもないバカな奴だ」と嘲っているであろう。
 自民党の政治家なんてそんなものなのだ。次ぎの総選挙で久間が長崎で当選したら、長崎もんも久間と同じ「バカもん」だということになるのだ。
 村上新八