些事に固執し国家間亀裂を起こす小泉遺伝
米下院外交委員会は、予想を上回る39対2という圧倒的多数で「従軍慰安婦問題に関する非難決議」を採択した。この勢いでは米下院でも決議案は通るであろう。
安倍が、慰安婦問題を認めながら、河野談話を否定し、「居宅に踏み込んで強制的に女を拉致するような『狭義の強制』はなかった」などと発言したことが、やぶ蛇になり、更に、有志議員と称するバカ議員どもが安倍発言を指示する「意見広告」を米紙に掲載したことが、火に油を注ぐことになったのだ。
当時の情勢からすれば、「軍の意向」ということだけで朝鮮人は震え上がったのだ。「強制」はそれで充分なのだ。強制に狭義も広義もなかったのである。
小泉前首相は、やらずもがなの靖国参拝に固執し続けて、日中の長い政治断絶を招いたが、その後継者である安倍は、今度は慰安婦問題で日米間の溝を造るという形で小泉の悪い遺伝子まで継承しているのだ。
悪いと私知りながら、弁解をする奴は徹底的に叩くが、悪いことは悪いとして素直に認め、謝る奴は、逆に信用するというのがアメリカ人気質だ。
そんなことも知らないで、外交ができるのか。そんなことは外務省が助言すべきだ。
さっさと、前言を取り消して謝ってしまえばよいのだ。そうすれば委員会採決だけで終わり、しこりは残らないのだ。安倍に対する信頼も高まるはずである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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