ヒル次官補訪朝、安倍の追い風にならず
参院選を控えて逆風続きの安倍は、政権の実績を示そうと立て続けに法案を強行採決したり、年金問題のほとぼりを冷まそうと、投票日を延期したり、不人気挽回に大童である。
が、自身のかっての人気の根源であった拉致問題の進展について、ヒル次官補の訪朝に期待していたのであろう。
しかし、拉致問題に関する北朝鮮の反応さはゼロ、ヒル次官補も「米国が日朝間問題、拉致問題に関心を持っていることを強調してきた」程度のものであった。全く、追い風にはならなかったどころか、北朝鮮に、「核放棄へのポ−ズ」をちらつかせる作戦で、アメリカを落せる、拉致問題などは益々影を薄めるはずだ、と自信を深めさせただけに終わったのだ。
金正日の取り巻きは、さすが偉大なる将軍様は、超大国アメリカを手玉にとられている、と小躍りしているのであろう。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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