28日首を括って自殺した松岡農水相を自殺にまで追いやった原因は何だったのか。 

 小泉元首相の猛攻にも「おれは札付きの『抵抗勢力だ』」と居直り、事務所経費問題でも「適法に処理し、報告している」との同じ答弁の繰り返しで逃げきろうとしたほどのの猛者をこれほどまで思い詰めさせたものかなになのか。
 それにはよほどのことがあったのだろう、と推定するしかないが、「自分の政治生命を絶たれることが確実なものがあった」「参院選を控えて、自民党に大きなマイナスを与えるなにかが露見されかかっているが、その影響を最小限にするためには自分の口を封じることしかない」と判断したということなのだろうか。
 松岡大臣に近い「緑資源機構」の談合問題も大詰めにはいろうとしていたから、その可能性は充分ある。
 とすれば、そのような政治とカネの闇を墓までもっていこうとする行為で、自分と党しかなかった政治家と言われても仕方あるまい。
 それはともかくとして、この政治とカネの闇は徹底的に解明すべきである。それは故人を攻めるということではなく、日本の政治の将来のために必要なことだからである。
 村上新八