もうすでに皆さん御存知のこととは思いますが、SF史上最悪の発明とも
いわれるアイス9の考案者、カート・ヴォネガット(Jr)氏が亡くなられ
たそうで。

私は、ローカル新聞の書評欄で触れられていたのを見て初めて知ったの
ですが、ネットを検索してみると、亡くなったのは一ヵ月以上も前の話
で、原因は転倒事故での脳損傷だった模様。

ヴォネガットといえば、数年前に爆笑問題の太田が深夜番組の最終回で
「タイタンの妖女」を激賞して、そしたらさっそくそういう帯を巻いた
文庫が平積みになって、とかそんなこともありました。

個人的には、まあ例によって一部の作品しか読んでませんが、「タイタ
ン」とかの長編よりも、短編集「モンキーハウスへようこそ」のほうが
好きです。つか、ヴォネガットの長編はSFとして読むもんではないのか
も。内容というか雰囲気というか、「さあSFを読むぞ!」てなつもりで
読むと拍子抜けしちゃう感じ。だからって別に嫌いではないんですが、
よくいわれるところの「若者の読み物」、みたいな印象を持ってます。

とりあえず、「ヴォネガットさん、あなたに神のお恵みを」とか書いて
みようかと思ったけれど、もうすでにいろんな人が同じこと書いてるん
だろな、つか、オレ、別にキリスト教徒じゃないしな、とか思ったり。
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AMAUMA