ミヤンマ−の民主化を阻害する中ロは遺憾
ミヤンマ−の軍事政権は27日に期限切れとなるアウンサン・スーチ−氏の自宅軟禁処分を1年延長することを決めた。これでス−チ−氏の自宅軟禁は実に11年の長きに亙るのである。
国民に圧倒的人気のあるス−チ−氏を自由にすることは、即軍事政権の崩壊を意味するからだ。
この軍事政権の強気の裏には、「内政不干渉」を盾に、軍事政権を擁護する中ロの後ろ盾があるために、欧米がこれ以上強気にはでられないであろう、という読みがあるからである。
中ロも、総選挙での民主的な投票結果を踏みにじってク−デタ−で政権を乗っ取り、居座り続ける軍事政権をよし、としているわけでしない。が、自国内にチベット問題やチェチェンなどの民族問題を抱えて、これに外国が干渉するのを嫌う両国が、ミャンマ−問題で軍事政権を非難することはダブルスタンダ−ドだとして非難されることになるのをを避けたいからである。
こうして正義は、自国の不条理な国家のご都合のために歪められるのだ。悲しいかなこれが国際社会の不都合な真実なのだ。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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