桃華月憚 第5話〜第1話
携帯@です。
第1話はエピローグ、その後は1話毎に話が遡っていく上、シーンが断片的で訳判
らない桃華月憚の記事を書いてみます。
「ヤミと帽子と本の旅人」の変態スタッフが再度集結…ということで、この春一押
しの期待作品だったのですが、初めて観た時はさっぱり話が判らず。でも、話の構造
に気づいてみれば、意外と単純な話っぽい。
作品の雰囲気がR18指定のOVAっぽい感じがするのは、元々がR18指定アニ
メ作品の続編として企画されていたためが故か。
サブタイトルが出る時に「サブタイトル」と書いてあったり、アイキャッチの時に
「アイキャッチ」と書いてあるのが何とも。
# 誰もフォローしてくれなさそうですが。
桃華月憚 第5話「仏」について。
# おまけで、Subject通りそれ以前の話の感想もつけています。
# もちろん、話数逆順で(汗
^L
●意外と家庭的な鬼梗様
冒頭は、第4話ラストで崩れ去った仮面の即身仏のある寺ですな。仮面をつけてい
るので、かつてイザミヒコ=桃香が石剣で斬り殺した男の即身仏ということなんでし
ょうけど……。
赤い着物を着て寝ているジュナ。そして台所では料理をしている鬼梗。鬼梗はこの
地を守っているらしく、守れないと、ジュナを苦しませることになるとか。第1話で
ジュナの力が云々と言っていたので、鬼梗がジュナの力を抑えていたということでし
ょうか。
前回、ジュナ、セイといた神木の下に立っていたのはフウ。滝の下で裸で身を清め
ているフウ。取りあえず、今回最初のサービスカットということで。フウの周りに巻
いているのはなんでしょうか。
「フウは、優しかったな」と回想しているのはジュナ? 起きて、空いている布団
に転がり込み、布団の残り香を嗅いでいるジュナの姿を見て、ジュナがフウとやっち
ゃった翌朝なのかと思ってました。後の展開からすると、鬼梗様の匂いを嗅いでいた
ようですが。この手のフェチっぷりはヤミ帽を思い出させます。
作りかけの人形。第1話でも鬼梗が作っていたり、胡蝶三姉妹が消えた後で人形が
残っていたりしましたが…。
朝飯だと呼びに来た鬼梗。立ち上がったジュナ。着物がはだけまくっていてエロい
です。ぱんつも履いていないみたいだし。
●大食い桃花
店員「こちら、ご飯の量のお直しはどうなさいますか? お客様ですと、お客様です
と多少調節した方がよりフィットなさると思いますが」
桃花「ご飯、大盛りでお願いします」
学園で昼食を何を買おうかと物色している桃花。お小遣いピンチの彼女が見つけ出
したのはお買い得(推定)ののり弁。この購買部には弁当の試食があるのかよ。しか
も、ご飯の量を調節も出来るらしい。普通、ご飯少なめと想像するのが、桃花の注文
はもちろん「大盛り」。やはりというか、大食いらしい。
桃花に話しかけてきた章子。今日は青いオープンカー。日によって色違いのような
…。
章子のお弁当は和風ハンバーグ弁当。しかも、もう1段はありそう。
桃花「竹輪の磯部揚げって、日本二千年の歴史の中で、最大の発明かも」
章子「そんな。それって、私頂いたことありませんわ。何ですの?」
桃花「これです。真ん中に穴が空いてて竹みたいで、食べると歯がニチャニチャする
のよ。そこに、青のりの香りが」
章子「どこに穴が?」
桃花「へ?」
章子「真ん中の穴と言うのが判らないんですけど」
桃花「だから、海苔弁においては、竹輪の磯部揚げは縦半分に切られているので、穴
は見えないのです」
な、何だか良く判らない趣味だ…。
●百合気より食い気
真琴「真琴、今、熱く熱く燃えてますから。沸騰したお茶位平気です」
お茶を両手に持ち駆けて来た真琴は、第2話で行われた(過去系で書くのも変です
が)上巳の歌会の歌い手に選ばれたと駆けて来ます。真琴をこの学院に入学させたの
は、真琴の音楽的才能を見抜いた章子だったらしい。真琴のことを抱きしめる章子、
何とも百合百合なシーンです。桃花、それを見て「うわー」となっていると思ったら
……どさくさ紛れに章子の弁当までも食べていましたか(笑)。
その頃、学園の芝生で寝ころんでいた桃香。その上に留まったモンシロチョウが光
って消えてしまうのですが、これは一体…。
寧々「はい。皆様には、由美子様がチャクラに入っていると説明してあります」
由美子「チャクラって、何?」
寧々「さぁ、私にも、良く判りませんが、取りあえず言っておきました」
今回も寝ている由美子さん。由美子さんは殆どのシーン、寝ているような…。ジュ
ナが取り憑いているらしいので、そのせいなんでしょうけど。
原稿を全てタイトルだけしか書いていなかった由美子。依頼を受けていたのはサン
ダル文庫(=スニーカー文庫)、電極文庫(=電撃文庫)、ウラン文庫(=コバルト
文庫)のようで、ラノベ作家なんですな、多分。
チャクラに入っているからという説明をしていた寧々。ジュナが取り憑いていたの
で原稿を書いていられなかったということかな。
●確かに同じ瓜だけど
川壁桃花殿
明日未の刻
貴方を茶屋に
ご招待致したく
ご案内申し上げ候
真名
この季節(=春)に西瓜が食べたいと言い出した由美子。寧々さん、南瓜を西瓜に
変化させる力を持っているなんて。台所に姿を現した桃花。そこに矢文が飛んで来て、
西瓜は破裂。その矢文は、明日、桃花を茶屋に招待するという真名姫=ジュナからの
手紙。ちなみに馬乗って矢文出しに来たんですね>ジュナ。
その頃、お寺では第3話で大活躍(?)の式神、みはしが即身仏から出て来ました。
セイは僕のものと笑ってますが……。
●逆夜這い
Bパート、桃香の部屋に忍び込んで来たのは真琴。桃香を起こそうとしても起きな
いので、耳に息を吹きかけてます(笑)。この唇を耳に近づける描写がとても妖しい
としか。
「……」とか、画面に吹き出しが出たりと漫画的表現がこのシーン多いですな。
驚いて起きた桃香は、真琴に何もしてないだろうなと言う。真琴は「何をです
か?」と言うのだが、第3話では隣で寝ていた桃香に対して犯されるとか言っていた
りするので、これは今回の話のささやかな復讐ということかな。
真琴は夢の中に出て来た鬼梗に命令され、明日からアジタート(激して。興奮して。
せき込んで。)の特訓だと言う。どうでも良いですが縞パンが見えてます。
●実は1,200歳以上の桃花
桃花「いい気なもんだよ。あんたが民を苦しめてる時も、私は祭り上げられてさ。た
だ窮屈な思いばかりして。でもあんたってば、空海とお友達ごっこしたり、今だって
鬼梗とラブラブなんでしょう? 私はずっと、孤独だったのに」
ジュナ「私を恨む?」
桃花「分かんない。自分の気持ちが、良く分かんない」
第1話でも出て来た橋を渡り、茶屋へとやって来た桃花はジュナから茶菓のもてな
しを。桃花、昔から食いしん坊だったのか。
ジュナと桃花はどうやら昔からの知り合いらしい。空海とお友達ごっこって、空海
は800年前後の人なので、1,200年前の出来事なのか。きぬ宮(?)に戻った方が良い
かもしれないと言う桃花。ジュナも同じことを考えていると言うのだが…。
●特訓中
桃香「大体お前、パンツ見えてんだよ」
真琴に言われるまま、石剣に意識を集中しようとする桃香。パンツが見えていると
指摘する(画面では判りませんが)桃香。前のシーンでパンツ丸見えの時は指摘して
いませんでしたが。
●主役はお人形?
ジュナ「それより、鬼梗の人形、作りかけのが多すぎる」
鬼梗「あ…」
ジュナ「あの桃香という子が可哀想。何か依り代が完全じゃなくてさ」
鬼梗の家で眠ろうとしているジュナと鬼梗。ジュナの時間を終わらせようとしてい
ると言う鬼梗。ジュナき、鬼梗の人形が作りかけが多すぎると指摘。桃香という子が
可哀想というジュナ。依り代が完全じゃないって、桃香も人形だったりして。
第1話=最終話で鬼梗が人形を作っていたのは、作りかけで放置していたのを製作
再開ってことなのか。
鬼梗「お前と妾が身体を合わせたりしたら、どこで何が起こるか判らぬ」
ジュナ「そうなの?」
鬼梗「嘘。何か、格好良いから、言ってみただけ」
ジュナ「馬鹿」
鬼梗の布団に入ってもいいかと訊ねるジュナだが、鬼梗は身体を合わせたら何が起
こるか判らないと拒否。もっとも、その発言はどうやら嘘だったみたいですが。第2
話で鬼梗とジュナは「結ばれたかった」と言ってキスしていますが、結局のところ1,
200年前から何にもしていなかったということなのかな。
●強風GJ
鬼梗「永劫に渡り、目覚めぬ眠りと、そう受け止めて良いのか」
桃花「はい」
鬼梗「桃香のことは、良いのか」
桃花「…良い訳、ない」
学院の屋上に鬼梗を呼び出した桃花は、永の眠りにつきたいと言う。とこしなへの
眠りって、永遠って意味ですね。
会話の深刻さと裏腹に、風が吹いて桃花の髪がなびいた結果見えた、お尻がはみ出
てる桃花のブルマが何ともエロいぞ。
●出来てみればあっさりと
真琴「う〜。駄目ですね。桃ちゃん先輩は石剣をもっとアジタートに使いこなさなけ
れば」
特訓中の真琴と桃香だが、やはりまだ上手く行かない様子。そこにやって来た章子
は、桃花が最後の一個の焼きそばパンの前を通り過ぎたと真琴に言う。何故かその時、
真琴と桃香の身体が光り出し「出来ました」。真琴が驚いたことが原因、なのかなぁ。
それにしても、焼きそばパンというのは、何故か学園モノではご馳走ということにな
るのは何故だろう。
●揃ってしまった三人
桃花「(桃香ちゃん、私はこの世界では、人間として生きていくことが出来ませ
ん)}
そんなことを言っているので、どうも世界は幾つも並行してあるということかな。
桃花の前に現れたのはフウ。何度も台詞で出ているように、桃花=セイとフウは姉妹。
この世界はジュナの通力が支配する世界。フウはジュナに会いに行くという。
三人が揃ってしまったことで、後戻りが出来ないと言う桃花。その背後にはみはし
の姿が……。
あれ? 第4話冒頭で、桃花の制服がボロボロになるまではやらないの?
●次回予告
桃香「蝶が、笑う」
ジュナ「蝶が、笑う」
鬼梗「蝶が、笑う」
次回 蝶
胡蝶三姉妹の話かなぁ。
●第4話「冠」
冒頭、第5話でフウがセイに言った通りにジュナの元に向かい、千年振りに再会し
たジュナ、フウ、鬼梗。鬼梗はセイが式神の最後の一体、みはしに捕らえられたと言
うのだが…。みはしによって捕らえられているセイ=桃花。制服が破れて柔肌が見え
ていたり、ぱんつが少し見えていたりとえろえろです。第5話でその過程を見せて欲
しかったな。
みはしは、桃花に冠を乗せセイの姿に変化。元の姿に戻ったと言うべきか。みはし
の目的は、ジュナ達を桃香に石剣で殺させ、その後に石剣を手に入れることらしい。
その頃、桃香は由美子さんの腰を揉んでいた。声だけ聞いていると、とっっっても
怪しいのはそういう演出。それをじっと観ている真琴が、桃花をマッサージする様子
を妄想しているのが何とも…百合?
桃香を呼びに来たメイドの寧々。真琴は春彦の部屋を訪れて、腰を揉もうとする。
春彦の背中にある傷に気づいた真琴。石剣で斬られた跡ってことでしょうか。春彦は
記憶は無いようですけど。
セイを操るみはし。みはしはフウ再臨計画とやらを実行しようとしていたらしい…。
理由も告げずに桃香を送り出す寧々。桃花を救えるのは桃香だけだと言うのだが。
果たして、異界へと落ちて行く桃香は、石剣を出します。
お風呂に入っている真琴。真琴ちゃん、入浴シーン担当ですか(笑)。鬼梗からど
んな手段を使ってか、連絡を受けている様子。電話を受けているような格好ですが。
鬼梗から真琴の指令は、石剣の動きを封じること。真琴は、風呂の中で裸で笛を吹
きます。…って、笛取りに行ったのなら、服も着れば良いのに…というのは禁止です
かそうですか。
桃花を通じて、桃香にジュナとフウを斬るように命じるみはし。みはしは桃香も殺
して石剣も奪おうとしていた。みはしは仮面の欠片を集めていると言ってましたが、
これは今回のラストシーンで崩れ落ちたミイラのつけていた仮面のことかなぁ? 動
かない石剣。真琴が抑えているってことでしょう。
森の中の春彦の前に現れた小さな少女。その女の子は、春彦の記憶の中にあった、
石剣を手に入れたら、一番始めに斬って上げると言っていた女の子。そこに現れたの
は胡蝶三姉妹。
その頃、この地の死霊や妖魔など、人外のモノの力を借りていたらしいジュナ達。
春彦は少女に「舞」と呼びかけます。妹か何か? 舞は、春彦に抱きしめてよと言い
ます。要するに、春彦を手に入れるために石剣が欲しかったけど、春彦に抱きしめて
貰えれば満足、と。舞は消えてしまいます。多分、この後の話で、舞の出番があるの
でしょうけど。
そこに現れたのは寧々。春彦は忘れていたけれど、舞は由美子のお子様。…という
ことは、兄妹ということで良いのかな。あ、確か第1話で、由美子は母の名とか何と
か言っていたので、再度確認しないとですが。
桃香の前に現れたみはしとセイ。桃香は、セイに剣を振り下ろしますが、それで冠
が割れ、セイは桃花に戻ります。そして、みはしはもちろん、桃香の剣の餌食に…
(笑)。
このシーンと並行してドライブ中だった章子。眼鏡を取りスピードを上げますが、
カーブをスピンアウトして車は炎上。ウテナ並みの訳わからなさだ。
剣は桃香の身体に戻り、戦いは終了。そして洞窟の中で崩れ落ちるミイラ。顔には
割れた仮面がありますが、これは、イザミヒコが斬った仮面の男ということなんだろ
うか。
●第3話「剣」
上巳の歌会が明日に控えているという真琴。歌会は第2話なので、その前日。その
前の晩から話が始まっているようなので、第2話の前々日から今回の話は始まるよう
で。
疲れて寝込んだ桃香。実は真琴の部屋で桃花にタコ殴りに(笑)。真琴の寝間着が
何とも良い。
…で、桃香ちゃんは由美子ママの部屋へ行き泣きつきます。胸に顔を埋めて、布団
に入って良い? …ってまさか……と思ったら、本当にママさんに触りまくり……と
思ったら、ママさん逆襲(爆)。流石は望月氏、ママさんが息子をやっちゃってます
よ(笑)。濡れてる……って、その手から零れている液体はなんですか(爆)。
今回の妖しいシーンはそれとして、真琴ちゃんの入浴シーンも別途あります。
渡り廊下ですれ違う桃香と桃花。もうお別れっぽいことを桃花は言うのですが、今
度会う時は抱きついてキスするって、それは第1話ラストシーン、駅で出会った時の
ことですよね。第1話冒頭で桃花が居なかったのは、第2話の消滅の言の葉の結果で
あり、第1話ラストシーンは、今回の約束を守ったということ何だろうか。
●第2話「歌」
上巳の歌会、そして桃香が消滅の言の葉を発し、セイ、ジュナ、フウが消滅してし
まいます。
「最後だと思って、ニンニクラーメン食べすぎ」、とこしなへの眠りにつく予定だ
ったので、そんなこと言ってたんですね。このニンニク自体は、第3話で寧々が皮を
剥いてます。
桃花のお風呂シーン。と風呂場でばったり出会った真琴。いきなり抱きついて、百
合百合。……パンツ手にして「記念に貰って良いですか」って、意外とオヤジキャ
ラ? 真琴もこの後で起きることが判っていたんでしょうけど。
「二の宮の姫達」こと胡蝶三姉妹と章子は何だか対立しているようで……で、何で
トマト?
神社の舞台らしき場所で語り合う鬼梗と桃香達。鬼梗会長、「結ばれたかった」っ
て、ここでも百合。第5話でその意味が判りますが。
「愛は必要なものではない」などと愛について語り合っていたのに、「桃香、お前
今朝納豆喰っただろう」「色気のねぇ女」と言い出しますか桃香。
桃香の「消滅の言の葉」で、鬼梗会長、二の宮の姫達は姿を消し、眠っていた由美
子さんは目を覚ます。そして鳴るはずの無い携帯電話が鳴って…ということで、第1
話へと続きます。
●第1話「桜」
第1話冒頭は第2話で桃香が神社の舞台で消滅の言の葉を発し、セイ(桃花)やフ
ウやジュナ達が消滅したシーンなのですな。
そして第1話は、全てが終わった後で、桃香が平穏が訪れた舞台となった地を見下
ろして、これがみんなが望んだ世界なのかと呟き、そして自分も桃花の後を追う。そ
して、残された由美子さんや、鬼梗、真琴の姿が描かれています。鬼梗さんはこの地
の行く末を見守ることにして人形作り(これまでも作っていたようですが)。そして、
普段は眼鏡をかけていた状態から眼鏡を取って凶暴化(違)した章子さんは、真琴が
桃香と桃花が消えたにも関わらず、元気に振る舞っている真琴を見て、眼鏡をかける
と。
寧々さんも出て行ってしまい、一人取り残された由美子さん。由美子さんのことを
春彦の父は、由利子だと勘違いし続けていたようで。
ラストシーン、江ノ電のような(江ノ電では無いみたいですが)駅でパンをくわえ
てバットで素振りしていた桃花。電車から降りてきた桃香と出会い、抱きしめてキス
します。第3話での宣言を実行したという訳ですな。……という訳で、千年越しの恋
はハッピーエンドというオチのようですな。
では、また???
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