信義も地に落ちたミャンマ−と北朝鮮との国交回復
1983年10月、韓国政府の副首相、4閣僚を含む代表団が当時ビルマを訪問中に爆弾テロに遭い、21人の死亡と重軽傷者40人以上を出した事件が「ラング−ン爆弾テロ事件」だ。
当時のビルマ政府は、この事件は北朝鮮の仕組んだものと断定し、北朝鮮との国交を断絶、今日に至ったのである。
北朝鮮は、これを否定し、「韓国の自作自演」だとして反論したままである。
北朝鮮はこの事件に口を拭ったまま、今回外務次官を派遣し、ミャンマ−との国交を回復合意に成功したという。
北朝鮮の意図は、この国交回復によって、「ならず者国家」指定の理由になっているこの事件を帳消しにするとともに、武器輸出先を確保する狙いがあるのだ。
「韓国の自作自演」と逃げたままにして、国交回復に応じたミャンマ−の態度は非難さるべきだし、韓国も「濡れ衣」を着せられたまま、この事件を葬ってしまう恥辱に甘んじるのか。
国際信義も地に落ちたものである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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