つまらぬことで足を引く日本外交の拙劣さ
日韓外相が済州島で会談したが、冷たい雰囲気で終始したようだ。
韓国の宋外相は、拉致問題では日本の主張を了承したものの、慰安婦問題については、麻生外相の「日本政府は河野談話を継承している」との発言にも拘わらず「日本側の責任ある指導者が誤った言動をしていることは遺憾だ。歴史的事実に基づいて発言をするように望む」と納得しなかった。
これは当然であろう。
安倍首相ばかりでなく、下村官房副長官までが、「慰安婦に対する狭義の強制連行はなかった」などと、全く言わずもがなのつまらん発言を繰り返すから、相手を怒らせるのだ。
慰安婦問題についての発言には、韓国だけでなく、米議会でも、「非難決議案」提出騒ぎにまでエスカレ−トさせているのである。
なんでこんなことを発言するのか、安倍なりのぶれない姿勢を示したつもりなのかも知れないが、くだらないことに拘って、近隣国との摩擦を招くバカさ加減などは、小泉から継承しないでもらいたすものだ。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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