19日から開催予定の6者協議は北朝鮮が、マカオのBDAから凍結資金がまだ入金されていないから、協議に応じられない、との理由でキャンセルされた。この遅れによって寧辺の封印も遅れるとも言っているという。
 予想していた通りの「いちゃもん外交」の始まりだ。
 マカオの資金は中国銀行の北朝鮮口座に入金されることになっており、事務上の時間にすぎないのに、こういういちゃもんを付ける、相変わらずの「ならず者ぶり」だ。
 封印される前に、プルトニュ−ムの原料にするために、寧辺原子炉から引き抜いいておこうとしている使用済み核燃料の引き吹き作業が遅れているためかも知れない。
 こうして、北朝鮮に振り回されていては、北の思い通りになるだけだ。北を甘やかしていたら、どこまで付け上がるか分からない。
 そのうちに、日本が利子付きで戦争損害の賠償をしなければ、核放棄の約束はキャンセルせざるを得ない、などと言い出し兼ねまい。
 村上新八