このところ安倍内閣の支持率が低下しっぱなしだが、ここへきて、支持が40%、不支持が53%と大きく差が開いてしまった。
 その理由は、安倍の求心力のなさ、優柔不断な印象、6者協議での期待はずれ等によるものであろう。
 それを気にしたのであろうが、中川幹事長が閣僚に苦言を呈した。
 「閣議の席に首相が出てきたら起立せよ」「私語は慎め」「首相には絶対的忠誠を誓え」、「これが出来ないような閣僚は内閣を去れ」というものだ。
 これではまるで小学生低学年向けの小言だ。「先生がこられたら起立せよ」「おしゃべりは止めなさい」「先生の言うことをよく聞きなさい」「それが出来ない生徒は教室に入れませんよ」と言う先生の小言と同じだ。
 平均年齢で60歳を越えるであろうおじさんたちはどう受け取ったのだろうか。
 こんなことを言えば、安部の統率力の無さ、カリスマ性の無さに、与党幹事長がお墨付けを出したようなことになる。そこまで考えて言ったのかどうかは分からぬが、次ぎは「内閣不信任案」でも提出したらどうか。
 村上新八