コードギアス STAGE 16
携帯@です。
コードギアスSTAGE 16 「囚われ の ナナリー」
……について雑感など。
^L
●全体を通して
前回であっさり死んだと思ったら、生きていましたか、マオ。
今回はルルーシュとスザクが組んでナナリーを拉致したマオに立ち向かう…という
本来は敵同士が、相手の正体を知らないままに協力しあうという珍しい展開。ルルー
シュとスザクが組むと、足りない部分を補い合って、こんなにも強力なんですな。ス
ザクが二人が組んで出来ないことが無かったと言ったけど、過去にどんなことをして
いたのかも知りたいところです。
再生超人はすぐ死ぬの法則(?)通り、1話でやられたマオ。
でも最後はC.C.自らの手にかかって幸せだったのかもしれず。
そしてマオによりスザクのトラウマの正体が明らかに。大体、予想は出来ていまし
たが父殺しですか。ここをどう克服して、ユーフェミアの騎士になるか、が次の見所
なのかな。
……でもそんなことよりも今回の見所はユーフェミアとコーネリアの百合姉妹。
人気投票結果が楽しみだ(違)。
●人気投票結果
第3位:スザク「君がいない」
第2位:列車の中のC.C.とルルーシュ
第1位:シャーリーとのラストシーン
●細胞化は順調
ディートハルト「はい。紅蓮弐式の再調整は予定通りです。キョウトとインド軍区の
間で話がついたため、後は開発チームとラクシャータの到着待ちで。ええ。組
織の細胞化は現在92%。構成員も階層1から14まで割り振ってあります。
ゼロの指示通り、ブリタニアが所有している倉庫にも、こちらの協力員を送り
込みました。関東ブロック、全564ヶ所にも戦力、人員を分散してあります」
偽装タンカーの中で紅蓮弐式の再調整を行うカレン。
ディートハルトは、黒の騎士団の組織を再編し、細胞化し関東ブロック全域に人員
を分散、組織がブリタニア側の摘発により一網打尽にされない手筈を整えつつあった
ことをゼロに報告。ただ、藤堂と四聖剣のみの行方のみは依然として知れなかった。
# キョウトは、エリア11の外のインド軍区にまで影響力があるらしい。紅蓮弐式の開
# 発自体はエリア11の外で行われていたということのようで、そろそろ噂のラクシャー
# タさんが登場ですか。
# 「紅蓮弐式起動」の起動画面が格好良い。何でも日本語なんですな。
# ブリタニアにもゼロの手配による協力者がいるようですが……。今のところ、それ
# をやっている兆候が見えないので、誰なのかは判りませんが。
# 藤堂、先週の危機は何とか切り抜けたということかな。捕まえたにせよ殺したにせ
# よ、ブリタニア側は派手に宣伝するでしょうから。
●お前が言うな
ルルーシュ「へりくだれば舐められる。そう言う相手だ。中華連邦は」
C.C.「自信が無いな。私はお前と違って謙虚だから」
国際空港。変装したC.C.はルルーシュの依頼で中華連邦への使者として旅立とうと
していた。
そんな二人の様子を見下ろしていたのは…死んだはずのマオ。
# 予告の黒髪眼鏡っ娘はC.C.の変装だったんですな。中華連邦は謙れば舐められるっ
# て、言っちゃって良いんですか、こんなこと(笑)。
# C.C.、謙虚と自分で言う辺りが謙虚ではありません^^;;;;
●暑い夏の思い出
ナナリー「何ですか? この変な匂い」
ルルーシュ「ゴミ捨て場の近くなんだ。なぁスザク」
(中略)
ナナリー「人の体温は涙に効くってお母様が教えてくれました」
7年前。ブリタニアの侵略により廃墟となり、死体が散乱する一帯を枢木本家に向
けて逃げて行くスザク、ルルーシュとナナリー。
死体の山を見て歩みを止め、涙を流すスザクの頬に手を触れるナナリー。
# 死体が腐乱し始めている匂いをゴミ捨て場の近くなんだと誤魔化すルルーシュが嫌
# ん。
# スザク、死体の山を見て涙を流しているのかと思ったら、実はこの時にはもう枢木
# 玄武首相を…ということなんでしょうな。
●天然物
リヴァル「会長、見合いするって知ってたか?」
ルルーシュ「ああ。今日だろう?」
リヴァル「今日!? 知ってて何で教えなかった」
ルルーシュ「教えたら泣くだろう」
リヴァル「大丈夫。笑ってみせる」
スザク「大丈夫。僕も知らなかったから」
リヴァル「こんな時に天然で返すな」
スザク「天然?」
ルルーシュ「そういう所が天然だって言うんだよ。じゃあ食事の件、ナナリーに言っ
ても」
久しぶりに学園でスザクと出会ったルルーシュは、スザクを家での食事に招待。
そこにリヴァルが現れ、ミレイ会長が見合いすると言う。
ルルーシュはとっくにその情報を知っており、リヴァルは二重にショック。
そしてルルーシュはリヴァルはナナリーにスザクとの食事の件を伝えるためにクラ
ブハウスに戻ってしまい、リヴァルの悩みは置き去りに。
その頃、クラブハウスにいたナナリーの所にマオが現れる。
# 黒の騎士団の動きが活発になっているために、学園に出て来られないスザク。そう
# 言えばルルーシュはスザクが技術部で前線には出て来ないと認識していましたか。
# 特派は特別派遣嚮導技術部の略なのでスザクは嘘は言っていないけれど、ルル様に
# しては「技術部」の実態について調べていないのは片手落ちですな。
# ルル様、ミレイの見合いの期日を知っていたのか。^^;;;;
# スザク、シャーリーやカレンの恋路には敏感なのに、リヴァルのそれは全く気づい
# ていないんですか。出なければ、あの反応にはならない筈。
●職場でお見合い
ロイド「お見合いって言ったら普通はホテルかレストランだものね」
ミレイ「いえ。ロイド伯爵は大変ユニークな方だと聞いていましたから」
ロイド「ユニーク。中々素敵な表現だねぇ」
ミレイ「ええ。爵位を剥奪されて、落ち目のアッシュフォード家の女を貰おうだなん
て」
(中略)
セシル「どうぞごゆっくり…」
ロイド「しなくて良いよ。時間の無駄だ。結婚しよう」
セシル「え?」
ミレイ「早っ」
ロイド「じゃ、保留?」
ミレイのお見合いの相手は伯爵であるロイドだった。
お見合い場所を特派の職場にしていたロイドは、見合い自体が時間の無駄とばかり
いきなり結婚を申し込み、流石のミレイも吃驚。
# 前回、ロイドが伯爵様だということが明らかとされたのは、こちらの方の伏線でし
# たか(笑)。
# アッシュフォード家、爵位剥奪されていたのか……。
# ロイドにしてみれば、結婚は世間体と自分を世話をしてくれる相手でありさえすれ
# ば、誰でも良さそうな。
●復活のマオ
マオ「油断したね、ルルーシュ。僕が死んだと思ってた?」
(中略)
マオ「タイムリミットは5時間。ああ、それと、これは僕と君とゲームなんだから、
警察の駒を使うのはNGだよ。この前みたいに撃たれるのは嫌だから。でもさ、
凄いよねブリタニアの医学って、フフフフフ。ねぇルル、この時のギアスは、
撃てじゃなくて殺せとするべきだったんだよ。詰めが甘いから妹が、窮地に立っ
たね、危機に陥ったね、ピンチだね」
(中略)
ナナリー「お兄様を悲しませるつもりなら、あたしが許しません!」
マオ「ははっ。大したものだね。君たち兄妹は」
スザクとの食事の件をナナリーに伝えに来たルルーシュ。
しかしナナリーの姿は無く、折り鶴と拘束されたナナリーの写真だけが残されてい
た。
ルルーシュの携帯に電話をかけて来たのは死んだ筈のマオ。
マオは、撃たれたものの一命を取り留めており、C.C.のことは後回しにしてルルー
シュにこの前のお返しをしようとしていたのだ。
# ナナリーたん。あんな状況になってもゲームだと思っているのか。^^;;;;
●所詮童貞坊やなので
スザク「いや、そんなことよりシャーリーとルルーシュ」
カレン「放っておいたら? 夫婦げんかでしょ、何時もの」
スザク「あれ、君は…」
カレン「やだ。関係無いからね、私は」
リヴァル「どうせ一線を越えようとしたんじゃないの?」
ニーナ「一線?」
リヴァル「ほら、ルルーシュって知識だけで、実践は弱そうじゃん」
ニーナ「実践…」
リヴァル「経験が足りないんだって」
ニーナ「経験?」
(中略)
カレン「まーだギャンブルをやってるのかしらね。あ…?」
生徒会室で、シャーリーとルルーシュが喧嘩しているので、他人ごっこにつき合っ
てやるようにと会長に言われたと言うリヴァルは、ルルーシュがシャーリーと一線を
越えようとしたことが喧嘩の原因、と想像する。
生徒会室に現れたルルーシュは、直ぐに出て行ってしまう。
ルルーシュの態度に不審を抱いたスザクは、彼の後を追う。
# 「みなさーん。お昼ですよ。もりもり食べてますか」お昼の校内放送が何だか可笑
# しい。
# 今日も生徒会室の昼食はピザーラのピザです(笑)。
# カレン、ルルーシュとシャーリーのことを「夫婦喧嘩でしょ」と冷静。ゼロに心が
# 移っちゃったからかな。
# 一線とか実践とか経験とか一々反応して赤くなっているニーナが可愛い。でも机の
# 角は経験済みです。
# 今日もアーサーに噛まれるスザクです。
●再び手を組むルルーシュとスザク
マオ「ルル? 逆立ちして探し回ったら、タイムリミットを1時間延長してあげる
よ」
校内をマオ達を探し回るルルーシュを電話で嘲笑するマオ。
その最中、ルルーシュは追いかけて来たスザクと出会う。
ルルーシュは手にしていた写真を取り落とし、スザクはナナリーが拉致されたこと
を知る。
# ナナリーのためとなったら、いざとなったら本当に逆立ちして探すんだろうなぁ>
# ルル。
●いきなり家庭的に
ヴィレッタ「すぐ、お食事できますから」
扇「食事って、買い物に出たんですか? 外に」
ヴィレッタ「あり合わせですから。外は、未だブリタニアが怖くって」
自室に戻って来た扇。
ヴィレッタはあり合わせの材料で食事を用意して待っていた。
未だ記憶を取り戻せないヴィレッタに警戒心を解いてはいない扇だが、あまりにも
甲斐甲斐しいヴィレッタの様子に戸惑いは隠せない様子。
# 扇、ヴィレッタをそのままに外出していたのか。一応、監視カメラをチェックはし
# ていた様子ですが…。
# ヴィレッタ、家庭的な性格になってしまったのは兎も角、外はブリタニアが怖い、
# というところを見ると、純血派なのに出自はブリタニアでは無さそう。
# ところでヴィレッタが作った料理はどんな物だったのだろう……。
●抜け道は学校の中に
スザク「誰だ。ナナリーをさらったのは。まさか、ブリタニアの皇室」
ルルーシュ「いや、俺達の出自には関係無い。女を独り占めしたいってだけのただの
ガキだよ」
スザク「脅されているのか?」
ルルーシュ「そうだ。取り調べを受けると、俺達のことがばれるかもしれない。だか
ら、軍や警察には」
スザク「仕方ないな。僕たちだけで何とかするしか無い。でも本当にギャンブルとか
は」
(中略)
スザク「ルルーシュ。今までもこれを使って、外に抜け出したりしていただろう」
ルルーシュ「うん。ああ、たまにね」
自分の出自がばれないよう、軍や警察にはこのことを話さないようにスザクに依頼
したルルーシュ。
スザクに手がかりはと問われて初めて、電話の時に水が流れている音がしたことに
気づくルルーシュ。
水の循環システムにマオ達がいると推測したルルーシュは、そこへと続くエレベー
ターに乗ろうとするのだが、カードキーは使えなくされており、結局ロックシステム
をルルーシュが破ってエレベーターに乗り込む。
# ロックシステムを破ることに「校則違反じゃ」というスザク。微妙にずれているよ
# うな。
# ロックシステムを破るって、普通にパスワード入れたようにしか見えなかったので
# すが……。
●超人スザク
スザク「君の推察通りだ。監視カメラにマシンガンを連動させている。あのシステム
なら、タイムラグはおよそ0.05」
ルルーシュ「じゃあ、ここからは出られないな。一度上に登ってシステムを」
(中略)
ルルーシュ「乱暴な奴だな」
スザク「さぁ、行こう。ナナリーが待っている」
地下に到着したエレベーター。しかしそこには監視カメラに連動したマシンガンが
待ちかまえており、先に進めない。
一度元に戻ってシステムを弄ろうとするルルーシュ。だがスザクは突撃して、マシ
ンガンを避けた上で蹴り壊してしまうのだった。
# スザク、第1話で見せた動きも人間業とは思えませんでしたが、防護スーツ無しで
# マシンガンの照準よりも早く走り、壁を走って監視カメラをけっ飛ばして壊すなん
# て、とても人間とは思えません。^^;;;;
●これまで二人で何をしていたんだろう
スザク「ナナリー、僕たちが爆弾を外す、大丈夫。安心して。僕とルルーシュが組ん
で、出来なかったことなんて無いだろう?」
ナナリー「あ…はい」
(中略)
ルルーシュ「被害規模は判るか」
スザク「半径500メートル以上は」
ルルーシュ「ということは、マオはギアスの有効範囲外にいる。誘いか、これも」
(中略)
ルルーシュ「理屈はな。起爆装置から出ているラインを切断するだけ。あいつは本職
じゃないから、ダミーを割り出すことは可能だ。しかし、他の方法を考えない
と」
スザク「どうして。区別さえつけば」
ルルーシュ「ごく僅かな揺れ幅の中であれを切断する。人間業じゃない」
スザク「判った。僕がやろう」
ルルーシュ「簡単に言うな! 情報が少なすぎる」
スザク「慎重なのも良いけど、タイムリミットがあるんだろう。それに、情報なら君
の目の前にある。僕はこれでも軍人だ。この情報を使えないか」
ナナリーの前に辿り着いたルルーシュとスザク。
ナナリーの頭上には振り子に結びつけられた爆弾があり、もしも別の力が加わった
ら直ちに爆発。そしてその有効半径は約500メートル。
解体方法は簡単ながら、ラインが振り子で常に揺れ続けているためにそれを切断す
ることは困難で、ルルーシュは別の策を考えようとするが、スザクは自分がやると言
う。
# 入り口のマシンガンと言い、マオ一人でどうやってあれだけの仕掛けをしたんでし
# ょう(汗)。
# 前から判ってましたが、少しでも可能性があると猪突猛進するのがスザクなんです
# な。
●ゲームスタート
マオ「武器も作戦も無く、爆弾もそのまま。黒の騎士団もさっきのお友達も使ってい
ないね。どうしちゃったのルル」
ルルーシュ「意味のない会話をする気は無い。用意してあるんだろう。ラストゲーム
を」
マオ「うん。決着をつけよう、ラストゲームを。君の得意技で」
スーパーで買い物をしていた咲世子の携帯が鳴る。
その頃学校の礼拝堂にいたマオは、生徒達の雑多な思考に苦しむ。
ルルーシュは、ナナリーの監視カメラの送信先を辿りマオの所に向かう。
マオの前に武器も作戦も仲間も伴わずに現れたルルーシュ。
ルルーシュはマオがラストゲームを用意していると予測して前に現れたのだ。
そしてそのラストゲームはやはりチェスだった。
# Aパートのラストでスザクが爆弾を解体すると言っていたのに、無策らしいルル様
# に「ん?」という感じでしたが…。音声の方、聞いていなかったか>マオ。
●二人だけの休日
コーネリア「デスクワークばかりで、太ったんじゃないか?」
ユーフェミア「もう、お姉さまったら」
(中略)
ユーフェミア「お姉さま。このお庭似ていると思いませんか? マリアンヌ様の離宮
に」
コーネリア「ああ。そう言えば」
ユーフェミア「クロヴィス兄様が指示したんですって」
コーネリア「意外と気に入っていたのだな。あそこのルルーシュとは喧嘩ばかりして
いた癖に」
(中略)
コーネリア「そうか。早くこのエリアを平定し、ゼロを捕まえねばな。クロヴィスに、
そしてルルーシュやナナリーにも申し訳が立たん。ここは、兄妹三人が命を散
らせた戦地なのだから」
ブリタニア政庁の屋上に作られた庭園で、久しぶりの二人だけの時を過ごすコーネ
リアとユーフェミア。
この庭が亡きクロヴィスの指示で、ルルーシュ達の母、マリアンヌの住む離宮に似
せて作られたと教えるユーフェミア。
クロヴィスが残した絵の中に、ルルーシュ達を描いたものがあると言うユーフェミ
ア。コーネリアは、クロヴィス、ルルーシュ、ナナリーのためにこのエリアを平定せ
ねばと思うのだった。
# ユーフェミアの膝枕で寝るコーネリア! 腰に手を回して「ひゃっ」と声を上げる
# ユーフェミア。どう見ても百合姉妹です。
# クロヴィス、ルルーシュとチェスでライバル関係にありながら、それ程嫌ってはい
# なかったようですが、コーネリアもルルーシュとナナリーに対して悪感情を抱いて
# いないとは意外でした。身内には甘いんですね>コーネリア。
●いきなり駒を掴んで天秤に置けば楽勝のような
マオ「この天秤はね、爆弾の起爆装置でもあり、解除スイッチでもあるんだ。乗せる
のは互いに取り合った駒。この目盛りが完全に僕の方に傾けば爆発。君が勝て
ば妹は助かるってことさ」
(中略)
マオ「君は頭を空っぽに出来るタイプじゃない。何時だって自分の行動を見ている批
評家の君がいて、その批評家の自分を冷めて見つめているもう一人の自分がい
て、そういう人間だよ。フフ。無駄だよ。どれだけ考えようと僕の勝利は動か
ない」
(中略)
マオ「凄い。7つのことを同時に考えて、僕を惑わせようって作戦だね。でもね、僕
のギアスを君だけに絞れば、どれが真実か読み取るのは簡単さ」
(中略)
マオ「どうしよう。もう策がない。他人を使おうにも、ナナリーを人質に取られてい
る以上」
(中略)
マオ「君の番だよ。急がないと、ほらほら、時間が無くなっちゃうよ。へー。そんな
手で良いんだ。本当に良いの?」
ルルーシュ「もう良いだろう」
マオ「あ」
ルルーシュ「止めてくれ、マオ」
マオ「良く聞こえないな」
ルルーシュ「もう十分だろう! ナナリーを助けてくれ!」
マオ「はぁ?」
ルルーシュ「俺の、俺の負けだ」
マオ「フ、ハハ、ハハハハハ、ハハハハハ、ハハハハハ。良く言えました。ようやく
君の心の底からの声を聞かせて貰えましたね。気持ち良い〜。最高。でも駄目。
これで」
ルルーシュ「あ…」
マオ「チェック!」
ルルーシュ「やめろ〜! ナナリー」
マオとのラストゲームはチェスで対戦し、取った駒を天秤に置いていき、天秤がマ
オの側に傾けば爆弾は爆発。ルルーシュの方であれば解除というもの。
頭を空っぽに出来ないが故に、先手先手を打たれてチェスでも窮地に陥るルルーシ
ュ。同時に複数のことを考えても、集中すればどれが真実か見抜かれてしまう。
爆弾が起爆寸前、敗北を認めるルルーシュを嘲笑するマオ。そしてもちろん、マオ
はルルーシュを許すつもりは無く、駒を天秤に投げて……。
# 天秤で傾いた方が負けというルールだと、互角の勝負をした場合はどちらにも天秤
# が傾かずにドローとなってしまうのでは…。つまり、マオは一方的に駒を取る自信
# があったということでしょうね。
# ルル様が演技ではなく、相手に懇願する姿など珍しい。
●スザクを信頼しているが故に
マオ「爆弾を解体した? え? そんな、振り子とスピードを合わせて?」
スザク「どのラインを切れば良いかは、ルルーシュが教えてくれたからね」
ルルーシュ「俺が教えた?」
スザク「何言ってるんだい。君の指示だろう? 叫び声が聞こえたら、突入しろって
ことも」
ルルーシュ「俺が? あ…。やはり、そうか。マオ、これでチェックメイトだよ」
マオ「ルルーシュ、お前は」
ルルーシュ「そのらしいな。俺はスザクに指示したことを自分にギアスをかけて忘れ
させた。心の声は絶対的な情報だと信じたお前の負けだ。それに、俺の心を読
むために効果範囲を絞ったのが徒になったな」
マオ「馬鹿な。こいつが失敗したらどうするつもりだったんだ」
ルルーシュ「そうだな。これはスザクを信じていないと取れない作戦」
ナナリーの死体を確認しようとしたマオ。しかし爆弾は起爆しない。
その時、礼拝堂のステンドグラスを破りスザクが突入。
マオの拳銃を回避し、スザクは彼を殴り倒しマオを拘束。
スザクの思考を読み、爆弾を解体した経緯を知るマオ。
どの線を切れば良いのか、突入のたタイミングも自分の指示と聞かされ、きょとん
とするルルーシュだが、自分で自分にギアスをかけ、スザクへの指示内容を忘れさせ
ていたことに気づく。
マオはルルーシュの心を読むことだけに集中しており、スザクの行動も、ルルーシ
ュが記憶していない事実も知ることが出来なかったのだ。
# ナナリーのバラバラ死体を確認しようとしたマオ。結局、爆弾の有効範囲って、5
# 00メートルも無かったのでは……。
# 成る程、自分の記憶に無いことまでは考えられませんからね。そして自分がマオに
# 敗れて叫び声を上げることまで予想して、スザクに指示を出しているとは。まさに
# 二人が組めば無敵です。
●枢木玄武自決の真相
マオ「お前は7年前に実の父親を殺している。フン。徹底抗戦を唱えていた父親を止
めれば戦争は終わる? 子どもの発想だね。実際は只の人殺し」
(中略)
マオ「良かったねばれなくて。周りの大人達がみんなで嘘をついたお陰さ」
ルルーシュ「それじゃあ、枢木首相が自決することで軍部をいさめたって」
(中略)
スザク「仕方がなかった。そうしなければ、日本は…」
マオ「今更後付の理屈かい? この死にたがりが」
スザク「あ…」
マオ「人を救いたいって? 救われたいのは自分の心だろう。それに殉じて死にたい
んだよね。だから何時も自分を死に追い込む」
スザク「あ、あ〜」
マオ「お前の善意はただの自己満足なんだよ。罰が欲しいだけの甘えん坊め」
(中略)
ルルーシュ「マオ! お前は黙っていろ!」
マオ「しまった!」
(中略)
C.C.「好きだったよ、マオ」
(中略)
C.C.「マオ。先に行って待っていろ。死の世界で」
ナナリーは咲世子が解放。しかしマオは、それで勝ったつもりかと言う。
スザクのことを父親殺しというマオ。
これを聞き、スザクき激しく動揺。
マオはスザクが7年前、戦争を止めようと父を説得しようとして殴られ、父を刺殺
していたのだ。
その真相は隠されて自決とされていたが、スザクはそれ以来ずっと死に場所を求め
て自分を死地に追い込んでいたのだ。
スザクを責め立てるマオ。
スザクに殴られた時にサングラスが外れていたマオに「黙れ」と命じたルルーシュ。
マオは口を利くことが出来なくなり、礼拝堂の外にふらふらと出て行く。
外にいたのは、中華連邦へ使者として出かけていた筈のC.C.。
C.C.は、好きだったよと言うと、マオを射殺するのだった。
父殺しの真実を改めて突き付けられたスザクは……。
# ゼロの正体をスザクに告げる方が、ルル様に対する復讐としては効果的だったよう
# な。
# スザクが異常に人命に拘る理由が明らかに。子どもに殺されて売国奴と言われると
# は、玄武首相もちょっと可哀想。枢木本家と切れているのは、名誉ブリタニア人と
# なったからだと思っていたけれど、どうもこの真相が本家では知られていたから勘
# 当されていたのではという気も。
# ギアスの力を使われたマオ。サングラスが外れていたことに気づいていなかったん
# ですな。
# C.C.、どうして戻って来れたんだ? 呼んだ気配はないのに。
# 再生超人はやはりあっさりと退場ですか。C.C.に直接殺されて、マオは案外幸せだ
# ったのかも。本当はC.C.もマオのことが好きだったんですな。
●次回予告
「俺は愚か者だ。結局、マオに契約のことは聞けないまま。そしてスザク。何故再会
した時に。いや違う。昔から、あいつは伝えようとしていたんだ。あの時、俺が向き
合ってさえいれば」
STAGE 17「騎 士」
相変わらずルル様の予告は予告でなくて反省です。
次回は、スザクがユーフェミアの騎士になるのかな?
では、また。
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Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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