本日、神戸のポートアイランドで、有害化学物質の流出事件発生!
・・・実はナイトレイダーが出動中・・・?

周辺住民はごまかせたとしても、上空からヘリ報道されたら一発でわかっちゃう
・・・。
報道管制の上、航空管制まで必要になりますね。
そうでなくても、身長50メートルの怪獣が現れたら、どこから見てもわかるし・・
・。
戒厳令でも出しますか?


順調にステラ・プレート破壊を継続するドクター・ゾラ。
第9話 「オリオン座の秘密」です。

○オープニング
オリオン座博士こと、二宮省蔵役は、田口主将さん。
仮面ライダーアギトの河野刑事役!!

○伊達電気店
平賀はステラ・プレートに描かれた紋様が、オリオン座の配置に似ていることに
気づいた。
「さすが真也さんね!」

そうか?

しかし、それがわかっても、その意味はまったくわからない。
「とにかく、オリオン座について調べてみようよ!」
「もちろん調べたが、敵に結びつくような材料が見当たらない」
「あんたらしくないな。諦めが早いんじゃないの?」
「そうね。もっといろんな角度から調べてみたら、思いがけない手がかりがつか
めるかも!」
「全ての謎を、俺が解き明かしてやるよ!」

「と言っては見たものの・・・。難題だな、こりゃ・・・」
その夜、翔太は店のパソコンを使って、ネットでオリオン座について調べてみ
た。
当然、出てくるのは、ありきたりな知識ばかり。
そこへ親父さんと健一さんが帰ってきた。
「オリオン座?んなもん勉強してどうするんだよ?
お前獅子座だろう?オリオン座の女の子でも口説こうってんだろう?」
「オリオン座生まれなんかいないだろう・・・」
ここで親父さんから、意外なヒントが!
「オリオン座のこと知りたかったら、オリオン座博士に聞けばいいんじゃないか
?」
「本当にそんな人がいるの?どこの人?NASA?モスクワ?」
「バカ。そんな遠くじゃないよ」
「日本か・・・。もしかして、国防省?」
「なあ、オリオン座博士の家、どこだったっけ?」
健一さんに声をかける。
「家?」
「この間、配達行ったろう」
「配達??」
「オリオン座博士はですね、二丁目の熱帯魚屋の裏のアパートですよ」
「アパ〜ト・・・」(脱)
「名前、なんつったっけ?」
「はい、二宮さんです」
「あ、そうだそうだ。二宮の爺さんだよ」
「じいさん・・・」(脱脱)
「?お前、何脱力してんだよ?
その爺さんな、ちょっと変わり者だけど、気のいい人だぜ」
「あ〜、そうですか・・・」
そのとき、ユカちゃんの言った事が思い出された。

『もっといろんな角度から調べてみたら、思いがけない手がかりがつかめるかも
!』

「こういう変化球もありなんだよ!」
「そうだそうだ!行ってこい!!」

行ってこいって・・・夜じゃなかったのか?

○河川敷
ユカちゃんを連れて、オリオン座博士のアパートへ向かう翔太。
「オリオン座博士?・・・なんか、やな予感するなぁ・・・」
「なんだよ、やな予感って?」
「ナンチャッテ博士じゃないの?蝶ネクタイとか着けてそうな」
「今どきそんな奴いないって!」

○アパート
空飛ぶ円盤型の「二宮」の表札。
ドアが開いて顔を出したのは、ストライプのシャツに水玉の蝶ネクタイをした
男。
「・・・」
「・・・」
二人とも絶句。

今どきやらないって。そんなお約束。・・・やっとるがな!

二人を部屋に通す二宮さん。
よく見ると、ドアの内側には、新聞や雑誌の切抜きがベタベタ貼ってある。
部屋の中は、さらに怪しげ。
星図やらUFO関係の記事とかがベタベタ・・・。

伊達電気店で買ったと思われるものが無い?

「オリオン座のことについて知りたいんだって?」
「あの〜、UFOとか宇宙人の写真って、関係あるんですか?」
「大有りだよ。わしはオリオン座から来た宇宙人に、孫をさらわれたんだ」
「!!」
あまりに突飛な話に、驚いてお茶をこぼす翔太。
テーブルの上の本に、お茶がかかる。その本のタイトルは、『オリオン座星人は
実在する』。
二宮さんが書いた本だ。
12年前、彼の孫の健太君は行方不明になった。
「その宇宙人を、お爺さんは見たんですか?」
「いや、宇宙人は見とらん。だが、UFOは確かに見た」

確かに見た時点で、UFOじゃなくなってると思うが・・・。

「それって、どこで?」
「行ってみるかね?宇宙人が来たという証拠も、そこにある」

○山
二宮さんについて、山を登る二人。
「ここの奥に入ったところだよ」
朽ちかけた鳥居がある。
「ここは昔、神社が建ってたんだ」
「ここにUFOが現れたんですか?」
「こんな所に、UFOが来る理由があるんですか?」
「もちろんあるさ」
そう言うと、二宮さんは大きな石にかけたシートを外し、その下から何か取り出
した。
「あ!」
「まさか?」
「ああっ!!」
「プ、プレートだ!」
ステラ・プレートだ。
石の形は、ステラ・プレートが嵌っていた石碑の天板に似ている。

彼らの背後で、ザコールがその様子を生中継していた。

「この模様を見てごらん。奴らはオリオン座から来たって訳さ。
きっと奴らは健太を連れて戻ってくる。これはそのための目印ってわけさ」
「そうなのか?」
「?」
そのとき、ザコールが姿を現した!
「ザコール!」
「宇宙人か?健太の居場所を知ってるかも知れん!」
ザコールに孫の行方を尋ねる二宮さん。
「健太はどこだ?孫を返してくれ!」

聞かれても、答える機能はない。

彼の前では変身できない。
「おじいちゃん、ごめん!」
翔太は首に手刀を一発!気を失う二宮さん。
「装着!」×2

「ジャスティライザー・カゲリ、参上!」
このカットのアフレコの時、神崎詩織ちゃんは、名乗りポーズをとりながらやっ
てるそうです。

木立を利用して戦う二人。
なんとか撃退に成功。

○封印の間
「ステラ・プレートを奪われただと?
奴らめ、どうやってあの場所を突き止めたのだ・・・」
ドクター・ゾラは、新たな刺客サイバーナイト・ライノスレイブを放った!

ライノスレイブ?サイの奴隷?

○山
平賀、澪さん、麗香さんも来た。
ステラ・プレートに手をかざしてみる澪さん。
だが、ウォフマナフとの交信はできない(違)。
「何かがこの中に、籠められてるような気がするんだけど・・・」
「何かって、何?」
「気のような、何か・・・。ごめんなさい、これ以上のことは・・・」
「ジャスティ・パワーとは関係ないのかな?」
「これが持つ意味は、一体・・・何なんだ?」
5人が揃っても、何も起こらない。何もわからない。
「だから言ってるじゃないか」
二宮さんが口を挟んだ。
「オリオン座から来た宇宙人が、置いてったんだって」

二宮さんは12年前、健太君を連れて、あの山へ昆虫採集に出かけた。
そこでステラ・プレートが嵌め込まれた石碑を見つけた。
彼がプレートに見とれていると、突然強風が吹き荒れ、上空に閃光を放つ円盤状
の飛行物体が!!

「気がつけば、健太がいなくなっていた。
あのUFOに、さらわれたんだよ!」
「・・・」×5
「だが、健太は必ず帰ってくる。この板を目印にしてな!」
彼は、翔太の手からプレートを取り返した。
「さっきの奴ら、場所の確認に来たんだ。
健太の居場所を聞き出すチャンスだったのに、誰なんだ邪魔をしたのは・・・」

「あのおじいさん、勘違いしてるんじゃないの?」
「そうね。単なる目印を、敵が血眼になって壊しに来るとは思えないわ」
「あたしも、UFOの話とプレートは無関係だと思う」
女性陣は冷たい。
「とにかく、プレートは回収しよう」
平賀も冷たい。
「おいおい、黙って聞いてりゃあ、さっきからオリオン座博士を蔑ろにしてない
か?」
翔太は熱い!
「どうであれ、プレートは持っていると危険だ」
「だからって、俺たちが取り上げていいのか?!
おじいちゃんにとってあのプレートは、健太君が!」
「それはあの人の憶測に過ぎない」
「俺たちが言ってる事だって、全部憶測だろう!」
「敵が狙っている以上、強制的に回収も止むを得ない」
「俺がおじいちゃんを守るよ。だったら文句ないだろう!!」
翔太と平賀が言い争っている間に、二宮さんが姿を消した?!
彼は遥香さんたちの車を奪って、走り去った!
「あ、私の車!!」

違うでしょ?あれは澪さんが買ったの。
駐車中は、キーを抜いて施錠しましょう。
滅多に泥棒も出ないような、孤島にいたもんだから・・・。

○CM
幻星合神セットのCM。
「立て、ケンライザー!撃て、ジュウライザー!」
すると次は、「切れ、ニンライザー!」かな?
ウルトラギロチン・・・(違)

○山
平賀の推測どおり、二宮さんは先ほどの神社の跡地に来ていた。
石碑の下にプレートを隠そうとした時、上空から火の玉が落下!
自らの発する高熱に、その姿が揺らぐ!
アンリ星人ベイルドンだ(違)
もとい、サイバーナイト・ライノスレイブなんだな!
「君は・・・オリオン座から来たのか?」
「・・・」
こいつにも、答える機能は無いみたいなんだな。
「健太を返してくれ」

翔太達は、遥香さんの車を見つけた。
「やっぱりここか!ハッ!」
ザコール出現!
「行くぞ!」
飛び掛る3人。
遥香さんは、澪さんを守る。
翔太は二宮さんを助けに向かう!
ザコールの武器、ザコンボー(笑)を素手で弾き飛ばす遥香さん!
かなり腕は立つようだ。
そのザコンボーを拾って、何とかしようとする澪さんだが、
重くてモタモタやってるうちに「乱暴はいけません!」麗香さんに止められてし
まった。

二宮さんに迫るライノスレイブ!
「健太は、健太はどこだ?」
突っ込んでくるライノスレイブ!
「危ない!」
翔太が二宮さんを助ける。
「おじいちゃん、逃げろ!」
こける二宮さん。
素手で殴りかかる翔太!だが、サイだけに固い・・・。
「逃げろおじいちゃん!こいつは健太君をさらった奴らとは違う!」
「そのようだ」
やっと理解してくれたようだ。
ヨタヨタと逃げ出す二宮さん。
「装着!」
ソードを抜いて飛び掛るグレン!
ライノスレイブは熱光線を放つ!
「ヤバい!」
光線が命中した岩が溶ける!
離れると撃たれる!
「あくまで接近戦で行くぜ!」
だが、この作戦が裏目に出た!
グレンを捕まえ、羽交い絞めにし、体から高熱を発して焼き殺そうとするライノ
スレイブ!
「うわぁ!!」

お前、炎の戦士やんか!なに熱がっとんねん。

足を滑らせて、斜面を転げ落ちた二宮さん!
その拍子に、プレートが手から飛んだ!
「あたたた・・・」
そこへユカちゃんたちが。
「あの男の子が怪物と戦っとる!」
「翔太のこと?」
「プレートは?」
「いや、あ、あの、彼が持っとる。
あの怪物は、一人じゃ倒せん。早く行ってあげなさい!」
「安全なところに隠れてください!」
二人は翔太の所へ走る!
彼らを見送ってから、草むらからプレートを回収する。
「すまん・・・嘘だ」

「お前なんかと、抱き合って死にたかねぇぞ!」
ガントの狙撃が命中!グレンを放すライノスレイブ!
「翔太、大丈夫?」
「遅せぇよ、二人とも!」
ガント、第二射!だが、奴の皮膚は厚い!
『効きませんよ〜』とでも言いたげなライノスレイブ。
「気をつけろユカ!そいつ抱きつき魔だぜ!」
グレンの忠告も空しく、カゲリが掴まった!高熱攻撃!
「ダメだ、近すぎる!」ガントも撃てない!

せっかくスナイパー・モードなのに・・・。

苦しむカゲリ!
「こいつ、やっていいことと悪いことがあるぞ!」
足を斬り付けるグレン!
カゲリが離れた!
「ガント!」
ガントスラッガーを展開、「バーサス・カノン!」
ライノスレイブは角からの熱光線で対抗!
破壊力が対消滅し、衝撃でライノスレイブが倒れる!
「とどめは俺だ!」
レイジング・フレイムのエネルギーを充填している間に、姿を消すライノスレイ
ブ・・・。
残念。

変身を解いた3人。
「プレートはどこだ?」
「どこって?おじいちゃんが持ってるよ」
「!探すんだ!!」

○アパート
「おじいちゃん?」
翔太が駆けつけると、彼は部屋に戻っていた。
プレートをがっちり抱えている。
「それ持って、どこへ行くの?」
「悪いが、これは渡せないよ。健太が戻ってくるまでは、誰にも渡さん」
「じゃあ、元の場所に戻すつもりなの?」
「いや。あそこはもういい。
この国にはUFOの着陸基地がいくつかあるんだ。そこへ持っていく」
「・・・」
「どうせ、疑ってるんだろう?」
「・・・」
「力ずくで取り上げるかね?」
「そんなことしないよ」
「ほう・・・、ではどうする?」

翔太はボディーガードとして、二宮さんについていくことにした。
「いいのかね?」
「あいつらは、わかってくれるさ」
「変わりもんだね、君も・・・」

さあ皆さんご一緒に!

「おじいちゃんに言われたくないよ!」
車に荷物を積み、出発する二人。


二宮老人の言葉を信じて、翔太は出発した。
ドクター・ゾラが繰り出す敵の魔の手から、翔太はたった一人で二宮を、
そしてステラ・プレートを守りきれるのだろうか!?


あんな怪しげな本を執筆して、新車のホンダ・エディックスが買えるとは・・・。

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「蒸着せよ!!」 Red Lantis redlantis_@Yahoo.co.jp
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