自然からの報復で目覚めた温暖化対策
スイスのダボスで開催されている「地球フォ−ラム経済会議」で地球温暖化問題が熱気を上げているという。
特に目立つのは、温暖化防止のための二酸化炭素の排出規制を決めた01年の京都議定書を拒否した米国の変容ぶりだという。
このとき、アメリカは「経済成長にブレ−キを掛けるから」というのが主な理由で拒否したのだ。それが近年アメリカを襲い始めた「カトリ−ナ」などのハリケ−ンの巨大化で、やっとその緊急性に気が付いたようだ。あまりにもツ−レイトである。自然からの報復は既に顕著になり始めているのだ。
アメリカと中国だけで、世界の二酸化炭素排出量の半分以上を占めており、京都議定書では中国は開発途上国ということで除外され、アメリカは拒否ということで、その実効はかなり目減りしたのだ。
それから7年、中国は経済大国に成長し、さらにインドをはじめ、ブラジル、ロシアなど経済成長が目覚しい国が増えているのだ。二酸化炭素排出増による地球温暖化は、もう止まらないところまで来ているのではなかろうか。
人間が地球をダメにしてしまう序曲にならねばよいが。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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