Kanon 第13話
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Kanon 第13話「あぶなげな三重奏(トリオ) 〜trio〜」について雑感など。
^L
●全体を通して
タイトルのあぶなげな三重奏はもちろん、祐一、舞、佐祐理の三人のことでしょう。
前作の第7話「舞踏会」の後半で描かれた、舞踏会後始末〜誕生日プレゼント購入、
魔物がターゲットが祐一であることが明らかとなる話です。並行して、栞の口から香
里が姉であると明らかになったり、あゆの森の学校の話が出てますね。
今回一番印象的だったのは、舞の態度にぶち切れた祐一が、舞の態度について散々
悪態をついた後で、それでも舞のことが好きだという告白シーン。キョンみたいな祐
一の態度は偽物で、このような態度が祐一本来の姿なんだろうか。
今回の話、本筋とは直接関係無いAIRや東映版カノンを思い出させるような小ネタ
が仕込まれていて、そちらの方が何故か印象に残りました。
●アバンタイトル
北川「昨日の話だよ。三年の女子が刀振り回したろ? 生徒会長が激怒してさ、退学
にするって言ってるんだ」
祐一「退学?」
舞踏会の翌朝、登校する祐一と名雪。
名雪は、祐一の様子から舞踏会で何かあったのかと訊ねる。秋子さんとあゆも心配
していると。気の所為だろとかわす祐一、だが、急いでいる様子の北川から、生徒会
長が舞を退学にしようとしているという話を聞くやいなや、学校に向けて走り出すの
だった。
# 舞を退学にすると息巻く生徒会長。前作の時とは異なり、舞が刀を振り回す以前に
# 事件が起きているのだから、そちらの方の原因究明もすべきではないだろうか。
# 前も走っていましたが、通過したホイールローダが気になる…。どうして、オレン
# ジとグレーの二色迷彩塗装なんだろうか。
●アトラクションでも怪我人が出たらいけないと思います
佐祐理「退学なんて行き過ぎだと思います。生徒を庇うのが生徒会でしょ?」
(中略)
佐祐理「夕べのことを思い出して下さい。ガラスが割れたりしたのは、舞が刀を手に
する前です。舞のしたことじゃありません」
(中略)
久瀬「だが最終的に刀を振り回したのは川澄君だ。それはあの場所にいた誰もが見て
いる」
佐祐理「それは…何か訳があったのかも」
久瀬「訳ね。どんな訳か是非聞かせて貰いたいものだな」
(中略)
祐一「あれはアトラクションだったんだ」
久瀬「アトラクション?」
祐一「舞は、余興に剣の舞をやったんだ。勢い余って、やりすぎちまったけど、悪気
は無かったんだよ」
久瀬「そんなプログラムは聞いていないな。誰か、報告は受けているか」
(中略)
北川「おーっと。その件なら俺が知ってます」
祐一「北川」
北川「俺が実行委員として、川澄さんに頼んでおいたんですよ。手違いでプログラム
に載せるの忘れちゃって。いや〜、どうもお騒がせしてすいませんでした」
生徒会室の前にやって来た祐一。すると中では、佐祐理が舞のことを弁護していた。
舞が刀を手にする前からガラスが割れていたことを指摘する佐祐理。
生徒会役員も同調する者が現れるが、久瀬会長は最終的に刀を振り回したのは舞だ
と譲らない。
言葉に詰まる佐祐理を助けようと、祐一もあれはアトラクションだと口から出任せ
を言うが、久瀬はそんなプログラムは聞いていないとにべもない。
祐一と佐祐理を救ったのは、後から入って来た北川。舞踏会の実行委員長である北
川は、自分が舞に頼んでおいたと言うのだった。
# アトラクションだと口から出任せを言った祐一も驚きましたが、北川がそれに同調
# するとは。生徒会に無断でアトラクションを企画し、それでけが人が出たとあって
# は北川自身の責任となる筈なのに。
●怪我をしていた佐祐理
北川「ふー。何とか退学は免れたな」
祐一「北川、お前、どうして」
北川「どうしては無いだろう? お前が困ってたから助太刀してやったんじゃねぇか。
それに、美人が悲しむ所は、見たく無いしな」
祐一「北川、お前、良い奴だったんだな」
(中略)
祐一「いや、その、昨日の騒ぎ、何だと思う? ほら、いきなり窓が割れたりさ、そ
れに、夜中にガラスを割ってる奴、ひょっとして、同じ奴が犯人かな」
佐祐理「あははーっ。佐祐理には判りません。でも、きっと誰かの悪戯ですね」
北川は祐一と美人=佐祐理が悲しむところを見たくないので助太刀してくれたのだ
った。
佐祐理の身体のことを気遣う祐一。
手首に包帯を巻いていた佐祐理だが、大丈夫だという。
昨日の騒ぎが何だと思うと訊ねる祐一に、佐祐理は誰かの悪戯だと笑うのだった。
そこに現れた舞。態度は相変わらずながら、佐祐理の身体のことは気遣う舞だった。
# 腕に包帯を巻いていた佐祐理。あの状況であの位置に怪我をしているようには見え
# なかったけど、前作でもそうだった気がするから良いか。
●騒ぎが済めば、何てことは無い日常か
栞「祐一さんって、優しいですよね。こうして毎日私に会ってくれるし。でも、最悪
でも良いから、やっぱり私、舞踏会に出てみたかったです」
(中略)
祐一「いや、あのさ、うちのクラスにお前と同じ美坂って名字の奴がいるんだ。美坂
香里」
栞「祐一さん。お姉ちゃんと同じクラスだったんですか?」
祐一「だけど、そいつに聞いたら、自分は一人っ子だと言ってた」
栞「え…。そう、ですか」
祐一「どういうことなんだ」
栞「簡単です。この学校には、お姉ちゃんと同姓同名の人がいるんです」
祐一「別人なのか」
栞「良く間違われるんです。祐一さんのクラスの人は、その同姓同名の方ですよ。私、
お姉ちゃんのこと大好きです。元気になって、一緒に学校に通いたいです」
中庭で何時ものように栞と会っていた祐一。
舞踏会が最悪だったという祐一に、栞はそれでも出てみたかったという。
栞の香里の話をした祐一。すると、栞は香里をお姉ちゃんと呼ぶ。
しかし、祐一が香里が一人っ子だと言っていたと言うと、それは同姓同名の人だと
言う。 お姉ちゃんのこと、大好きですという香里は、明日は医者が来るので来れな
いという。
祐一は、そのうち、どこかに一緒に遊びに行こうと言い、二人は約束して別れるの
だった。
# 栞は名字をいいかけて言わなかった経緯があるのに、祐一が名字を知っていたこと
# に関しては特に驚かないんですね。同姓同名の人がいるかどうか、調べれば直ぐに
# 判るのに、それでも嘘をついてしまうばかりか、お姉ちゃんのこと大好きですと言
# う栞が切ない。
# どこかに一緒に遊びに行こう。デートイベントの前振りですか。
●意外と気が小さい久瀬
久瀬「成る程。しかしこの次問題を起こしたら、今度という今度こそ、退学だ。その
時は川澄さんも庇った君も只では済まない。そのつもり…」
舞「許さないから。佐祐理を傷つけたら、絶対に許さないから」
久瀬「く…」
舞「それを良く覚えておいて」
久瀬「う…」
佐祐理、舞と昼食を取った祐一。危うく最後の昼食となるところだったという祐一
に、佐祐理は舞が学校を辞めても友達だという。
昼食後、佐祐理達と別れようとした所に現れた久瀬会長は、この次問題を起こした
ら舞が退学となるだけでなく、庇った佐祐理も只では済まないと警告。
すると舞は久瀬を睨みつけ、佐祐理を傷つけたら絶対に許さないと警告。舞の迫力
に、久瀬は退散せざるを得ないのだった。
# 佐祐理の弁当、毎日卵焼きとタコさんウインナと焼売が必ず入っているような…。
# 佐祐理が関わると、舞は怖っ。それにしても、舞踏会での祐一に対する態度といい、
# 久瀬会長は強く出られると案外弱いですね。
●消火器より丈夫な木刀
祐一「どうも心許ないな。野犬か猪位出て来てくれりゃ良い実戦訓練になるんだろう
けどな。はっ」
祐一「何すんだよいきなり!」
舞「犬さん。ワン。何してるの」
祐一「見りゃ判るだろう。素振りだよ、素振り。今度から俺も戦うんだよ。剣道部か
ら借りてきたんだ。今度騒ぎを起こしたら退学だろ? もう黙って見てられな
いからな。二人で協力して、さっさと魔物を片づけちまおうぜ。そうすりゃ、
お前が刀を振り回す必要も…い…」
舞「猪さん。モー」
祐一「そりゃ牛だろ!」
舞「全然駄目」
放課後。雪の校庭で剣道部から借りてきた木刀で素振りをする祐一。
舞と一緒に魔物と戦おうと言うのだが、どうも心許ない。
野犬か猪位出て来れば…という祐一に、舞はバケツを次は消火器を犬や猪を称して
投げつけ、全然駄目と言うのだった。
# 前作第4話では栞を野犬が襲っていて、祐一が立ち向かおうとして失敗し、舞がス
# コップで戦っていましたね。祐一の台詞はそれが元ネタか?
# 祐一の独り言をちゃんと聞いていて、バケツや消火器を投げて来て、犬さん、猪さ
# んと言い放つ舞、ナーイス。それにしても、消火器より丈夫な木刀って一体……。
# 猪さんだったら豚の鳴き声にすれば良かったのに。亥年って日本以外は猪でなくて
# 豚の意味みたいだし。
●森の学校
祐一「学校帰りか」
あゆ「うん。それと捜し物」
祐一「お前の学校ってどの辺にあるんだ」
あゆ「えっとね、森の方かな」
祐一「森? そんな所に学校なんかあるのか?」
あゆ「ちょっと遠いけど、大好きな学校だよ」
学校帰りに今日もあゆと出会った祐一。
あゆの学校の場所を訊ねる祐一。その学校は、森の方にあるという。
捜し物が未だ見つからないというあゆに、祐一は今夜ちょっとつき合わないかと言
うのだが。
# 森の学校の話がもう出ましたか。ここまで来れば、あゆ編はすぐにでもエンディン
# グに辿り着けそうなのですが……。
●話がいつの間にか逆さまに
祐一「月宮あゆだ。帰れって言ったんだけど、どうしてもついて来るって聞かなくて
な」
あゆ「話があべこべだよ! …あ?」
(中略)
あゆ「うぐ! あ…。周りが静かだから、余計に響くね」
祐一「賑やかで楽しげな雰囲気じゃないか」
(中略)
祐一「何か判るか」
あゆ「あ…」
舞「お煎餅のかけらがついてる」
あゆ「うぐ」
祐一「そんなこと聞いてないだろう! 捜し物だ、捜し物!」
舞「あむ…。私には、何も言えない」
あゆ「やっぱり判らなかったの?」
舞「多分。私が見つけても意味がない」
今日は煎餅を手土産にあゆを連れて夜の学校に行った祐一。怖いものが苦手なあゆ
は嫌そう。しかも、祐一はあゆがどうしてもついて来たと事実と逆のことを言うのだ
った。
祐一があゆを舞のところに連れて来たのは、以前、真琴の居場所を当てた舞であれ
ば、あゆの捜し物の場所が判るのでは無いかという思いから。
しかし、舞は私には何も言えない。私が見つけても意味が無いと言うのだった。
# 舞曰く、魔物は五匹いるらしい。どうやって数えたのかは知りませんが、個体識別
# 出来るのか?
# 本作では何げに舞は何でも知っているキャラになってますな。元のゲームでの立ち
# 位置がそうなのかもしれませんが。
# 舞踏会の惨劇があっても警備が無きに等しい学校。しかも、食べると音が響く煎餅
# を差し入れに選ぶとは、祐一も舐めきってますな。
●用が済めば放り出す
あゆ「連れて来といて一人で帰れなんて酷いよ〜!」
祐一「俺は舞の側にいなきゃならないし、悪いな」
あゆ「うぐぅ。自信無いよ」
祐一「ここに居ると、もうすぐお化けが出るぞ」
あゆ「うぐぅ! うぐ…ぐ…」
祐一「しっかりしろ。お前ももう大人だろう」
あゆ「ずるいよ。こんな時ばかり」
祐一「うぐぅパワーで頑張れ!」
あゆ「意味分かんないよ! あ…」
舞からは情報を得られないと判断した祐一は、あゆを一人で帰らせることに。
怖いもので抗議するあゆに、こんな時ばかりあゆを大人だという祐一。
すると舞はあゆに煎餅を差し出して髪を撫でてやるのだった。
# うぐぅパワーって一体…。
# 舞が出したのはぽたぽた煎餅。元のゲームであゆと舞の関わりがあるのかは判りま
# せんが、無いとするとこれはAIR第2話のネタなのかな?
●舞は何を知っているのか
祐一「なぁ、さっきのどういう意味なんだよ。教えてくれても良いだろ? あゆもき
ょとんとしてたぞ」
舞「頑張れって」
祐一「何を」
舞「あの子は強い子」
祐一「はぁ? 泣き虫で臆病で、お化けや幽霊が苦手な恐がりだぞ」
舞「私は待つことが出来なかった。でもあの子はずっと待ち続けてる」
祐一「お前なぁ! そういう独りよがりな話し方は止めろよな! そんな調子だから
他の生徒にも…」
あゆの髪を撫でた理由を問われ、「頑張れ」ということだと言う舞。
舞は、あゆを強い子だという。
私は待つことが出来なかったが、あゆは待ち続けていると。
舞の自分だけ判っている態度に怒る祐一。するとその時、魔物が現れる。
# 前作では舞のエピソードが何となく消化不良だった記憶があります。舞が待つこと
# が出来なかったものは何でしょうか。あゆが待ち続けているということで、あゆの
# ことについても舞が知っている様子ですが…。
●怒り、そして告白する祐一
祐一「そういう奴だよなお前は。佐祐理さんや俺がどんなに心配してても、何も判っ
て無くて、舞踏会を滅茶滅茶にして、佐祐理さんのドレスを台無しにして!
そして今もこうやって、顔色も変えないで行っちまうんだよな! 結局お前は
そういう奴なんだ! お前なんかを守ろうと思った、俺が莫迦だったよ! で
もな、俺は明日もここに来るぞ、莫迦だからな俺は! 俺は知ってるんだから
な、お前は良い奴だってこと、俺はお前と一緒にいるのが大好きだからな!
聞こえてるのかよ舞! 俺も佐祐理さんもお前のことが好きなんだぞ!」
魔物に斬りかかり、跳ね返される舞。
祐一も戦おうとするが、舞に止められる。
構わず、魔物を攻撃しようとする祐一だがその攻撃は空振り。
結局、舞が魔物を仕留めるのだった。
後四体だなという祐一に、余計なことはしないで欲しいという祐一。
そんな舞の態度に、これまでのことも含めて祐一は怒りをぶちまける。
そしてその上で、舞のことが好きだと言うのだった。
# 舞に怒りをぶちまけ、それでも明日ここに来るという祐一。ここ、元のゲームでも
# あるのか知らないですけど、良い台詞だと思います。祐一が怒りだした時、このま
# ま暫く冷戦状態かと思って心配しちゃいました。
●祐一が着替えさせたんじゃないだろうな
祐一「こいつ見てると、悩んでるのが馬鹿馬鹿しくなるな」
(中略)
祐一「着替えは自分の部屋だろ。自分の部屋」
(中略)
名雪「うにゅ…苺ジャム美味しい…はっ。わ、あ、あ…」
祐一「やっと起きたか」
名雪「私、制服着てる」
祐一「制服着て学校行くのは当たり前だろう」
名雪「でも、お腹は空いてる」
祐一「そんなことは無いだろう。苺ジャムもトーストも食べたじゃないか」
名雪「そう言えば、食べたような…」
翌朝、相変わらず寝ぼけている名雪を見て、自分の悩みを馬鹿馬鹿しく感じる祐一。
名雪が完全に目覚めたのは、半分寝ながら着替え、朝食も食べた後の登校途中。
# 名雪、寝ぼけながら良く着替え出来たものです。祐一が手伝っていたりして。
●舞と佐祐理の馴れ初め
舞「祐一がそう言うなら、多分そう」
祐一「多分じゃないだろ。喧嘩してるんだよ、俺達は。これだ。こいつ、他人の気持
ちに鈍感だろ? で、つい頭に来てさ」
佐祐理「あはは…。良いんですよ。喧嘩するのは仲が良い証拠ですものね。でも何時
喧嘩したんですか? 佐祐理、全然知りませんでした」
(中略)
佐祐理「どちらもお弁当が無くなったので、二人で学食の牛丼を食べました。一緒に
いるようになったのは、その時からです」
祐一「へー。牛丼の思い出か」
佐祐理「祐一さん、放課後時間ありますか?」
祐一「え?」
佐祐理「大事なお話があるんです。舞のことで」
その日の昼食の場で静かだった祐一。
舞と喧嘩しているという祐一に、佐祐理は喧嘩するのは仲の良い証拠はあまり気に
していない様子。
舞と仲良くなったのは何時からと聞いた祐一。
佐祐理と舞が仲良くなったのは、まだクラスも一緒で無かった一年生の頃。校内に
迷い込んだ野犬に男子生徒が怯んでいるのに、舞がスコップを持って追い払い、後で
その野犬に後でお弁当を食べさせていた舞に、佐祐理は自分のお弁当も食べさせてあ
げてと声をかけ、どちらのお弁当も無くなったので、一緒に牛丼を食べた。それが、
二人が一緒にいるようになったきっかけなのだと。
# 舞がスコップで野犬と戦うエピソード、過去のエピソードで出て来ましたか。ゲー
# ムの方はどうだったのかは判りませんが。ちなみにスコップは塹壕の中の白兵戦で
# は立派な凶器です。
# 前述のとおり、今回登場した野犬は、あゆが第2話で遭遇したたい焼き泥棒の野犬
# です。まだ生きていたんだ(ぉぃ)。
# あまり本作では舞が牛丼に拘る様子は無かったのですが、佐祐理と仲良くなった記
# 念の一応思い出の食べ物ではあるようで。
# 回想シーンの佐祐理さん、何故か左手首を押さえています。次の話でもそういう
# シーンがあったので、何となく気になります(第14話のは、今回怪我したところを
# 気にしているだけでしょうけど)。
●明日は舞の誕生日
佐祐理「プレゼント選びです。明日、舞の誕生日なんですよ」
佐祐理に大事な話があるんですと言われ、放課後校門で待ち合わせた祐一。
魔物との戦いのことを疑われているのかと思いきや、そうではなくて明日の舞の誕
生日のプレゼント選びのためだった。
# 川澄舞の誕生日は公式サイトによれば1月29日です。とすると、第11話以降は以下
# のスケジュールとなります。1999年1月24日は本当は日曜日だとか、第10話までの
# 日付を第4話の成人式(1月15日)を基準に数えていくと、真琴の昇天(第10話)
# が1月28日になってしまうとかは気にしてはいけない(汗)。ところでKanonって
# ゲーム版はどのシナリオでも、1月末日までの話みたいですね。その辺を念頭にお
# いて、作中で時間が巻き戻っているような…。
(参考1)第11話以降のスケジュール
1月24日 第11話 祐一、真琴の部屋をそのままにするように頼む〜
舞へ寿司を差し入れ、真琴のことを話す。
25日 第11話 あゆ、黒こげな朝食を作る〜
舞に牛丼を差し入れ。イエスははちみつくまさん、ノーはぽんぽ
こたぬきさんと決める。
26日 第12話 舞踏会当日。
27日 第13話 朝、舞踏会に何があったのか聞かれる祐一〜。
祐一、あゆを連れて夜の学校に。舞が1匹目の魔物を退治。舞の
態度に祐一ぶち切れ。
28日 第13話 朝、寝ぼすけ名雪〜佐祐理と舞の誕生日プレゼントを購入
(参考2)第10話までのスケジュール
1月15日 第4話 学校休み 成人式の衣装を着た女性が歩いている〜
真琴とお風呂でどっきり
1月16日 第5話 あゆ、朝食の場に現れる〜
真琴が夜の学校について来た。舞、真琴に優しくしてあげてと言
う。
1月17日 第6話 日曜日 名雪部活。あゆ朝食に再び。〜
あゆとデート。みそ汁のお風呂。
1月18日 第7話 真琴、ハサミ持って祐一の部屋に潜入。宿題を台無しに〜
真琴、猫を歩道橋から捨てる。祐一、物見の丘で真琴と猫を見つ
ける。
1月19日 第8話 猫を飼って貰うのを了承してもらう真琴。美汐登場。〜
真琴が、ピロに冷たいミルクをやってお腹壊したため、舞のとこ
ろに行けなかった祐一。
1月20日 第8話 登校中に足がふらつく真琴。〜真琴にべたべたの少女漫画を読ん
でやる祐一。祐一のベッドにピロを口実に潜り込む真琴。
1月21日 第8話 登校途中にもう復讐をやる気をなくしたという真琴。〜夕方、美
汐に真琴は人じゃないんだなという祐一。
1月22日 第9話 朝食の席でも箸を取り落とす真琴。〜真琴。帰り道に鈴を購入。
夜中に物見の丘に出かける祐一。真琴も追い掛けてくる。
1月23日 第9話 学校で美汐と出くわすが、美汐は無視。〜ピロを探し、高熱を出
して帰宅した真琴。
1月24日 第9話 祐一、真琴のために学校を休む(元々日曜日…)。祐一、名雪と
秋子に真琴が昔拾った子狐だと告白する。
1月25日 第9話 祐一、真琴と紙飛行機を作る。〜真琴に、結婚したいと言われる
祐一。
1月26日 第10話 真琴は人の言葉もろくに喋れなくなる。〜真琴を連れて、夜の街
で食事をしてプリクラを撮り、帰宅後は花火をする水瀬家。その
夜、真琴は高熱を出す。
1月27日 第10話 真琴の熱下がる。「結婚したい」という願いを思い出した祐一は、
真琴を連れて外へ。玄関先で待っていた美汐。そして学校では名
雪と遊ぶ真琴。祐一は物見の丘へ真琴を連れて行き、夕方に結婚
式。その後、真琴消失。
1月28日 第10話 美汐と屋上での会話。同じ夢をみて、そこから帰って来たという
祐一。
●ぴきゅーん!
佐祐理「内緒にしてて、びっくりさせようと思うんです。舞は、忘れているみたいだ
から」
祐一「あいつらしいな」
佐祐理「でも、佐祐理の誕生日は絶対に忘れないんですよ。去年は山程の花束を家に
持って来てくれました。前が見えないから、何度も電柱にぶつかって、鼻を
赤くして」
(中略)
祐一「どこをどう見れば可愛いと思えるんだ」
主人「そうか…。お主らならば、このアリクイを引き取ってくれると思ったんじゃが
のう。不憫な子よ。こやつも」
佐祐理「この子、そんなに人気無いんですか?」
主人「入荷したのが三年前、未だに買おうと言う者は現れん。哀れ哀れ」
佐祐理「ぴきゅーん。三年前。舞と佐祐理が会ったのと、同じ頃ですよね」
祐一「佐祐理さん、まさか」
(中略)
佐祐理「放課後、舞のお家へ届けましょう。きっとお母さんも喜んで下さいますよ」
祐一「お母さん?」
佐祐理「ええ。舞はお母さんと二人暮らしなんです」
商店街で佐祐理とプレゼントを物色する佐祐理と祐一。
思いっきり女の子らしいぬいぐるみにしようという祐一の発案で、商店街の中で一
番でかいぬいぐるみを探すことにした二人。
古道具屋で見つけたそれは、巨大な1/1スケールオオアリクイのぬいぐるみ。
どう見ても可愛く思えないぬいぐるみを三年前に入荷したと聞いた佐祐理は、三年
前が舞と出会った頃であることからぬいぐるみを購入してしまう。
ぬいぐるみはあまりにも巨大で、学校には持ち込めないために、明日、舞の家に持
っていくことになるのだった。
# 「ぴきゅーん!」って、佐祐理さん、効果音が面白すぎ。
# 舞が母子家庭って話、前作では無かったような…?
# 前作では舞は全てが終わってからプレゼントは何が良いか佐祐理さんに聞いていま
# したが、本作では佐祐理の誕生日は毎年何かを送っていたんですね。それにしても
# 山程の花束がプレゼントとは、やっぱり百合?
# 祐一達の入った店に「ラーメンセット 590 始めました」と張り紙が。AIRネ
# タですか(笑)。本当は過去の作品ネタも本作品には仕込んであるらしいのですが、
# 判らない…。
# 商品にフラワーロックも…。
●ターゲットは祐一
祐一「お前って幸せだよな。あんな良い友達がいてさ」
舞「そう思う」
祐一「他に、仲良い奴っていないのか。親友とか、心の友とか…」
(中略)
舞「ずっと昔、一人だけ」
祐一「昔?」
舞「でもいなくなった。他の人と同じように」
(中略)
舞「良く持ちこたえた」
(中略)
舞「魔物は祐一を狙ってきた」
祐一「え?」
舞「魔物が狙っているのは、私じゃない。祐一、あなた」
祐一「俺?」
舞「祐一、あなた、誰?」
その夜も牛丼を差し入れに、舞のいる夜の学校に忍び込んだ祐一。
佐祐理の他に友達がいないのかと訊ねた祐一に、昔一人だけいたという舞。
その時、魔物が複数出現。挟み撃ちにされた舞と祐一は、一人で一体ずつを相手に
することに。祐一は苦戦するが、何とか持ちこたえて、舞は一体を仕留め、もう一体
は逃走する。
その夜の魔物は祐一を狙って来ていたという舞。舞は、祐一にあなた、誰と訪ねる。
# 牛丼が思い入れのある食べ物だと知ったので、牛丼を差し入れたんですね。
# 舞のずっと昔の友達。前作を観ていれば(恐らく、観ていなくても)その正体は明
# らかですが。前作ではどうも昔何があったのか詳細が判らなかったのですが、本作
# ではきちんと描かれるのでしょうか。
●次回予告
祐一「短い付き合いだったな」
あゆ「ど、どうしたの?」
舞「日直の仕事、遅くなるって」
佐祐理「邪魔かな、佐祐理」
祐一「最近は、俺の奇行も目立つようになって来たからな」
舞「大好き…だから」
佐祐理「やっぱりいかない方がいいかな」
舞「ふんっ!」
佐祐理「舞、祐一さん」
第14話「ひびわれた協奏曲(コンチェルト)〜concerto〜」
祐一「後10分、待っていれば」
前作でもショックだった佐祐理さんを襲う惨劇の話ですか。
では、また。
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Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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