Kanon 第11話
携帯@です。
今年も宜しくお願いします。
新年投稿初めとしては、まずはこれから(…と言っても放映後半月位経ってますが)。
Kanon 第11話「光と影の間奏曲(インテルメッツォ) 〜intermezzo〜」
について雑感など。
^L
●全体を通して
真琴のエピソードが終了し、次のエピソードに向けてのつなぎの話…という意味の
タイトルでしょうか。光と影、ですが光があゆで影が舞のことかなぁ。
今回からは、川澄舞のエピソードを中心として進めていくようですが、栞のエピ
ソード、あゆのエピソードへ向けての伏線もしっかりと仕込まれています。
真琴が居なくなった後にどのような構成にするのか興味津々だったのですが、真琴
の夢から覚め、日常へと戻りつつも真琴のことは関わった人皆が覚えている…という
感じでつなぎとしては良かったと思います。
…で、ギャルゲー主人公のような何人もの女の子とのフラグ立てに勤しむ祐一が復
活しちゃいましたか。^^;;;; ただ、皮肉屋の祐一にしては、どの女の子にも優しく
なっているような気がしますが。
●何時戻って来ても良いように
名雪「だよね。真琴が何時戻って来ても良いように」
真琴がいなくなった後。彼女が使っていた部屋をそのままにしておくように願う祐
一。
名雪と秋子さんもそれには同意見で、部屋はきちんと漫画を整理整頓した他はその
ままということに。
# 真琴の話、きちんとフォローがありましたか。
●何時も昼間は身体を休めていると思うけど
名雪「だって、真琴のこと、覚えてたんでしょ。だったら、他のことも…」
祐一「いや、思い出したのは、あいつのことだけなんだ。それ以外のことはぼんやり
してる」
登校途中、昔のことを思い出したのかと聞く名雪。
だが、祐一が思い出したのは真琴のことだけだった。
その日の名雪の部活の朝練はお休み。たまには身体を休めなきゃと名雪は言う。
名雪に「水瀬先輩」と挨拶をする後輩達の姿を見て、「水瀬先輩ね」という祐一。
# 祐一の記憶のことを訊ねる名雪。過去の出来事は基本は変わっていないと思うので
# すが、名雪としては思い出して欲しいんでしょうか、それとも逆?
●気が合う二人
祐一「おはよう、北川。今日も同じ服だな」
北川「ははは。制服だから、当たり前じゃないか。お前だって毎日同じだろう」
祐一「ははは。俺のは一見同じに見えるが、実は毎日着替えてるんだ」
北川「なはは。俺のだって実はそうだ」
教室に入った祐一と名雪。
祐一と北川は波長が合うのか、変なノリで盛り上がり香里を呆れた様子。
そんな二人を「気が合う」と評する名雪。
# 毎日同じ服に見えても実は…というのはアニメ定番のギャグなのですが、それを学
# 校の制服でネタにして漫才している祐一達ってば(汗)。
●栞との再開
祐一「腹減ってるんだったら、もう」
栞 「嫌です」
祐一「未だ、何も言ってないぞ」
栞 「帰れって言うんですよね。大人しくして早く直せって」
祐一「当たり前だ。こんなことしてるから良くならないんだ」
栞 「そんなこと言う人、嫌いです」
祐一「嫌いでも良いから、帰れ」
(中略)
栞 「ごめんなさい。私、わがままですよね。祐一さんは、心配してくれてるのに」
(中略)
祐一「喰いたいもの、あるか?」
(中略)
栞 「あ、はい。それじゃ…アイスクリームが良いです」
栞と中庭で再会した祐一。祐一がいない間、祐一に会えなくて退屈だったという栞。
お腹を空かせた栞に何か言おうとした祐一。
帰れと言われると思い即座に嫌ですと答える栞。
祐一は結局、栞に喰いたいものはあるかと訊ねる。
栞が所望したのは何とアイスクリーム。せめて校舎に入らないかという祐一だが、
先生に怒られるという栞。そして校舎の中に入らないのは他にも理由があるようなの
だが…。
# 祐一、学校は風邪で休んだということになっているらしい。これでもう、風邪で休
# んでいることになっている栞を非難出来ませんね。
# 栞のアイスクリーム出ました。ラクトアイス ザ・カップ 超とかあるので、特大
# アイスクリームだと思います。昼休みでは無さそうなのに、何処で購入したんだ…
# …。
●祐一、お昼休みだよ
佐祐理「舞は、前にも学校の窓を壊したことがあるんです。一年の時の事ですけど」
祐一「う…」
佐祐理「理由を聞いても教えてくれませんでした。それから、何かあると何時も舞が
疑われるようになって…」
祐一「佐祐理さんは、舞の仕業じゃないと思ってるんだな」
佐祐理「舞がやったなら、私に理由を教えてくれると思うんです。だから…」
昼休み、香里達の誘いを断り、佐祐理と舞との昼食場所に行く祐一だが二人はいな
い。
場所を変えたのかと思い、校内を歩いていると窓ガラスが割れていた。
女子生徒達のうわさ話から、窓ガラスを割ったのが舞で、停学になるかもしれない
と知った祐一が職員室へ行くと、佐祐理も職員室の前で待っていた。
佐祐理から、前にも舞が窓ガラスを割ったことがあると聞かされた祐一。
職員室から出て来た舞は、怒られはしたものの、特に処分はされずに二人はほっと
胸をなで下ろすのだった。
# 「祐一、お昼休みだよ」。以前(第二話)でも「放課後だよ」でありましたが、
# ゲームにおける説明的台詞のパロディといった印象を受けます。
# 前作と違って、本作では窓ガラスが割れたのはこれが最初…ですよね。夜中に忍び
# 込んで壊していくのが一般生徒の噂にまでなっている位なのに、どうして学校は警
# 備を強化しようとしないのが不思議です。しかも、この事件の後ですら警備はザル
# なままだし。
●無限ループ
佐祐理「さぁどうぞ舞。佐祐理の分も食べて良いからね」
祐一「じゃあ佐祐理さん。俺の分を食べろよ」
舞 「……ん」
佐祐理「じゃあ、これも舞に」
祐一「じゃあ、佐祐理さんにこれを」
舞 「…ん」
佐祐理「あ…。じゃあ、これも」
祐一「じゃあ…ってこら。食べ物で遊ぶな」
佐祐理がお弁当を取って来る間、舞と二人で何時もの場所に向かう祐一。
その途中でも、舞のことを噂する男子生徒の会話を聞いてしまい、祐一は舞に何と
かしないとまずいんじゃないかと言う。
# 昼食時、舞に佐祐理が、佐祐理に祐一が、祐一に舞が、それぞれ自分の分の弁当を
# 譲り合い、さっぱり始まらない昼食。祐一が佐祐理さんに弁当を回したのはきっと、
# そうすれば舞が真似をするに違いないと思ったからに違いない。
●ボケしかいない漫才
名雪「祐一、放課後だよ」
祐一「ああ。今の俺には、どうでもいい事だ」
名雪「どうでも良くないよ。今日は一緒に帰るんだから」
祐一「誰が」
名雪「祐一が」
祐一「誰と」
名雪「私と」
祐一「どうして」
名雪「約束したからだよ」
祐一「誰が」
名雪「祐一が」
祐一「誰と」
名雪「私と」
祐一「どうして」
名雪「約束したからだよ」
祐一「誰が」
北川「お前ら、突っ込む奴いないのか?」
放課後。名雪と一緒に帰る約束をしていた祐一。
名雪を相手に言葉遊びをしている祐一に突っ込みを入れる北川は、香里が部活を終
わるのを待つと言っていたのだが、香里が帰るというと慌てて後を追い掛ける。
# 「放課後だよ」「だが、俺には…」これも、ゲーム的な台詞回しという印象です。
# 祐一が名雪相手に無限ループで遊んでいるのは、昼間の遊びの延長戦? 北川が珍
# しく突っ込み役に。
●人気の出る方法
祐一「お前、下級生に好かれてるだろ? どうすれば人気が出るか、教えてくれ」
名雪「そんなの判らないよ。私別に、人気者じゃないし」
祐一「何かさ、女の子を女の子らしく見せる方法って無いか」
名雪「言ってることが良く判らないよ」
祐一「ゴリラっぽい女の子でも、可愛く見せる方法だよ」
名雪「その子、ゴリラっぽいの?」
祐一「いや、ゴリラっぽくは無いけど」
名雪「それなら、可愛いの?」
昇降口に向かいながら、舞を女の子らしく見せる方法について名雪に尋ねた祐一。
名雪は、偶々貼ってあった舞踏会のポスターを指さし、これに出てみるとかと言う。
# それなら、可愛いの? …と訊ねる名雪。内心では、自分の他に女がいるのか…と
# か嫉妬したりしていそう。
# 舞踏会のポスター。一応平成とありました。
●舞の話を聞け
祐一「舞、見ろ!」
舞「近すぎて見えない」
佐祐理「ああ、明後日の舞踏会ですね。生徒会主催の」
舞「近すぎて見えない」
祐一「これに舞を参加させるんだ」
佐祐理「ほぇー」
舞「近すぎて見えない」
宿題のプリントを忘れたという名雪が教室に戻っている間、祐一は佐祐理と舞に舞
踏会のポスターを見せ、舞のイメージアップのため、舞踏会に参加させようとする。
佐祐理もそれに賛成するが、ドレスを持っていないという舞。
佐祐理に持っていないかと訊ねる祐一。
佐祐理もドレスを持っていないが、知り合いに訊ねてみるという。佐祐理は、祐一
にも探して頂けませんかと言う。
名雪は駄目でも、秋子さんならと考える祐一は、名雪を昇降口に待たせたままだと
思い出す。慌てて昇降口に行った祐一は、名雪に「嘘つき」と言われてしまうのだっ
た。
# 「舞、見ろ!」と言いつつ、「近すぎて見えない」という舞の言葉を祐一は完璧に
# 無視してますな。舞はどうせこういうのに積極的にならないだろうから、佐祐理さ
# んとだけ話つければ良いというのが見え見えです。
# 前作でも謎でしたが、佐祐理さんの「知り合いの方」って実際にはあのドレスは佐
# 祐理自身のもの…ということで良いんですよね。何だかお嬢様っぽい気がするし。
●苺サンデー6杯は行けるらしい>名雪
名雪「後三杯は大丈夫だと思うよ。ハハ…」
約束を破ったお詫びに、苺サンデーを奢る羽目になった祐一。
3杯目を空にした挙げ句、後3杯は大丈夫だという名雪。
# この喫茶店が制作の名にもなっている「百花屋」でしょうか。
# ところで、最初チェックしていた時苺パフェと書いていたのですが、名雪の好物は
# 「苺サンデー」パフェとサンデー、どちらもアイスクリーム主体の菓子で、違いは
# 語源と器の形位しか無いようですが……。
●気が合う二人
祐一「一応確認するが、お前ドレス持ってるか?」
あゆ「ドレス? 何で?」
祐一「お前は何を聞いてたんだ。舞踏会用のドレスだって言ってるだろう?」
あゆ「話が見えないんだけど」
祐一「残る希望はお前だけなのに。そんなことじゃ何時までもうぐぅのままだぞ」
名雪「祐一、そんな聞き方じゃ、ますます訳が分かんないよ」
あゆ「そうだよ! 久しぶりに会ったのに、出会い頭におかしなこと言って」
名雪「しかも、凄く失礼な言い方だったよ」
あゆ「そうそう。祐一君失礼だよ」
名雪、あゆ「ねー…………誰?」
(中略)
名雪「お母さんから聞いてるよ。祐一の昔のお友達で、時々、朝ご飯食べに来てるん
でしょ?」
祐一「お前はいつも寝てて、会ったことは無いんだよな。うん。話には聞いてたけど、
会うのは初めて。あいちゃんって呼んで良い?」
あゆ「うん。あゆちゃんで良いよ」
名雪「私のこともなゆちゃん、で良いよ」
あゆ「なゆちゃん?」
祐一「それはややこしいから止めてくれ」
名雪「うーん。残念…」
祐一「呼んで欲しかったのか」
店から出た祐一達。
名雪から、秋子さんもドレスを持っていないと聞かされた祐一。
その背中を叩いたあゆにも、一応ドレスを持っていないかといきなり訊ねる祐一。
あゆに失礼な質問をする祐一を窘める名雪とそれに同調するあゆは意気投合してか
ら、互いに「誰?」と訊ねる。
名雪はあゆのことを秋子さんから聞いてはいたものの、あゆが家に来た時には寝て
いるか不在だったことから、出会ったのはこれが初めてだったのだ。
# おおっと、あゆと名雪が出会いましたか。これまでどうして二人がすれ違ってばか
# りなのかと謎でしたが、二人で同調してから「誰?」のネタにつなげる為だったの
# かな?
# 名雪、あゆのことを「あいちゃん」と間違って言ってませんか(何度聞いてもそう
# 聞こえる)。
# 「なゆちゃん」って、ちゃん付けで呼んで欲しかったのか、名雪……。
●帰って来たピロ
秋子「名雪、祐一さん。見て。ピロが帰って来たのよ」
名雪「わ! ピロ、ピロ、ピロ、ピロ」
祐一「わ、だからよせって。お前猫アレルギーなんだから」
あゆ「あれ、たい焼き盗んだ猫だ」
祐一「な、何? こいつがお前が共犯者か」
あゆ「共犯じゃ無いもん」
あゆを連れて帰宅した祐一達。すると秋子さんがピロと共に現れる。
ピロの姿に大喜びの名雪。
そして、ピロがたい焼きを盗んだ猫であることが明らかに。
# ピロ、いなくなったままでフォローしないのかと思ったら、あっさり戻って来まし
# たか。
# 第1話であゆが猫がたい焼きを持って行ったという話、確かにしてました。見返し
# たら本当にピロだわ……。ちなみに第2話の野良犬君は第13話で……。
●新たな同居人
祐一「あゆ。飯、喰ってったらどうだ」
あゆ「え、良いの?」
祐一「秋子さんが良いって言えばな。一秒で了承されるだろうけど」
秋子「了承」
あゆ「わ。本当に一秒」
祐一「流石秋子さんだろう?」
(中略)
名雪「うーん。ねぇあゆちゃん。お家の人が帰るまで、ここにいたら?」
あゆ「え?」
祐一「名案だ。お前にしては」
名雪「一言余計」
秋子「私たちは構わないわよ。お部屋は沢山余ってるし」
まだ捜し物が見つからないというあゆに、祐一は飯を喰っていったらと勧める。
秋子さんはそれを1秒で了承するが、その前に家の人に連絡を取るようにいう。
あゆは家に電話をかけるが、誰も出ない。
突然、両親は旅行に出かけてると言い出すあゆ。
名雪は、家の人が帰るまで、ここにいたらと言い始め、秋子、祐一も賛同。
あゆは、水瀬家の居候となるのだった。
# あゆが家に電話をかけても繋がらない…という話は前作でもありましたが、それが
# いきなりあゆが家に泊まるという展開になるとは思いませんでした。
●あゆを泊めた理由
あゆ「真琴さんはどうしたの?」
祐一「あいつなら、帰ったよ」
あゆ「自分の家に?」
祐一「まぁ、そんなところだ」
あゆ「ふーん。そうなんだ。もう一度、お話したかったな」
(中略)
祐一「お前、あゆが泊まることになって随分嬉しそうだな」
名雪「うん…。家族が、一人減っちゃったでしょ? 明るく振る舞ってるけど、お母
さん、凄く寂しそうだった。それに、私も。だから、あゆちゃんのお陰で賑や
かになって、とっても嬉しい。それに私、あゆちゃんと絶対良いお友達になれ
そうな気がするの」
名雪「え、何」
祐一「お前も色々考えてるんだな。ぼーっとしてるみたいでも」
真琴を加えて楽しい夕食の時間を過ごす水瀬家。
その際、あゆは真琴のことを訊ね、もう帰ったと聞くと、もう一度話したかったと
いう。
あゆが泊まることになってうれしそうな名雪。
名雪は、家族が一人減って、秋子さん、そして自分も寂しかったのだという。
あゆのお陰で賑やかになってとっても嬉しいと。
そんな名雪の頭に祐一は手を乗せ、お前も色々と考えて居るんだなというのだった。
# あゆを加えての夕食のメニューはステーキ。あゆが来たので奮発してます。
# 名雪が真っ先にあゆを泊めるように提案していたのですが、要するに母のことを気
# 遣って、ということだったみたいですね。そして、あゆも真琴のことを忘れておら
# ず、気にかけていたという(多分)オリジナルエピソードが何とも良かったです。
# 名雪とあゆの入浴シーンは作画しないんですか〜?
●相変わらずザルな警備
祐一「ここに来るのも久しぶりだ。ここのところずっと、真琴の側にいたからな」
舞 「あの子は」
祐一「長い話なんだ。取りあえず喰おう」
祐一「何から喰う?」
舞 「大トロ」
祐一「コンビニ寿司にそんなもんあるか! ネギトロで我慢しろ」
その夜も寿司を手土産に、学校に忍び込んだ祐一。昨日の今日でやはり舞はそこに
いた。
真琴のことを聞く舞に、魔物と一人で戦っている理由を訊ねる祐一だが、舞は言っ
ても誰にも信じて貰えないと思うという。佐祐理なら話を聞いてくれる筈という祐一。
だが、舞は佐祐理には心配をかけたくないと言う。
魔物が何故舞を襲うのか、その理由も判らないという舞は、真琴の話を催促。
結局その夜は、真琴の話だけして祐一は帰ることにする。
そして帰宅した頃には、名雪とあゆは既に寝ているのだった。
# 久々に夜の舞に会いに来た祐一。夜の舞に何日会ってないのかな…と数えてみたら、
# 第7話に夜に会って以来(昼間であればその翌日(第8話))で、11日振り位?
# ちなみに、舞の誕生日設定が1月29日のままであるとすると、真琴編の終了時に日
# 付が巻き戻らない限り、日付の設定が合いません。それどころか、第6話で日曜日
# となって以降、本作では未だ日曜日が来ていません……(恐らく)。
# コンビニ寿司を見て「大トロ」と所望する舞。ひょっとしてボケ?
# そもそもコンビニで寿司は売っていないと思う。小僧寿しチェーンか何かでしょう
# けど。
# 真琴の行く末を訊ねた舞。話を聞いて、何を思ったのでしょうか。
●絵に描いたような失敗作
名雪「これ、ひょっとして目玉焼き?」
あゆ「凄い! 良く判ったね」
祐一「感心してる場合か」
あゆ「うぐぅ。ごめんなさい」
翌朝。お礼のつもりであゆは、真っ黒なトーストや目玉焼きの朝食を作ってしまう。
そのせいで祐一と名雪は、片づけをするというあゆを残し、朝食抜きで登校するこ
とに。
あゆが遅刻しないかという心配から、初めて祐一はあゆがどこの学校に通っている
のか疑問に感じる。
# トーストはともかく、目玉焼きをあそこまで黒こげに作るのはかえって難しい気が。
# 走って登校する羽目となった名雪と祐一。一生懸命走っている風の祐一に対して、
# 軽々と走っているという雰囲気の名雪です。
●奇跡の大安売り
香里「あんた達の会話を聞いていると、奇跡が安っぽいものに思えて来るわ」
名雪「あ…。香里、おはよう」
祐一「今日こそ絶対遅刻と覚悟したんだ。十分も余裕があるなんて奇跡だぞ」
香里「相沢君。奇跡ってね、そう簡単に起こるものじゃないのよ」
結局、授業の時間の十分前には到着していた祐一達。
それを奇跡だという祐一に、奇跡が安っぽいものに思えてくると皮肉を言う香里は、
奇跡は簡単に起こるものでは無いという。
そんな香里が今日は機嫌が悪いと思う祐一達だが……。
# 書くまでも無く、香里の不機嫌と奇跡に関する発言は、この後の展開の伏線です。
●名雪、熟睡
香里「名雪、昼休みよ。名雪」
祐一「駄目だ。完全に熟睡してる」
授業中どころか昼休みになっても熟睡していた名雪。
昼休み、祐一を教室まで訪ねて来た佐祐理。
北川はどうして佐祐理と知り合いなのだと詰め寄り、あんな美人と〜と怒るが、香
里にああいう人がお好み? と言われると、いいえ、僕は貴方がと言い訳するのだっ
た。
# 名雪はあれだけ寝ている筈なのに、良くこれだけ寝ていられる。まるであゆちゃん
# に体力を吸い取られているみたい(違)。
●操り人形舞
祐一「もっと喜べよ、ほら(両手持ち上げて)万歳、万歳」
佐祐理が祐一を呼びに来たのは、ドレスが借りられたことを報せる為だった。
舞の背後に回り、両手を上げて万歳させる祐一。
そして佐祐理は、自分のドレスだけで無く、祐一のタキシードまで用意しているの
だった。
# 舞、すっかり祐一のお人形さん扱いです。
●舞はつゆだく好み
祐一「今日の夜食は豪勢だぜ。何と、早いの安いの美味いの、牛丼だぜ、牛丼! 舞
は牛丼嫌いか?」
舞「…嫌いじゃない」
祐一「汁が多い方と少ない方、どっちが良い?」
舞「…多い方」
(中略)
祐一「お前って、笑わないよな。もっと明るくしろよ。明日は、お前の良い所をア
ピールするんだから。……よし。イエスははちみつくまさんだ!」
舞「ん…」
祐一「返答だよ返答。イエスははちみつくまさん。ノーはぽんぽこたぬきさんって言
うんだ。そうすりゃ少しは愛嬌が…」
(中略)
祐一「飲み込んでから喋れ」
舞「逃がした」
祐一「言い直さなくても判ってる」
その夜は牛丼を持って夜の学校を訪れた祐一。
何を言っても笑わない舞に、イエスははちみつくまさん、ノーはぽんぽこたぬきさ
んだと言うように言う祐一。
しかしその時、魔物が現れて牛丼を慌ててかきこみ、しかもそれを口にしたまま舞
は剣を手に魔物に斬りかかるが、逃してしまうのだった。
# 前作で舞=牛丼という刷り込みがなされていたので、やっと牛丼キター!! …とい
# う感じです。魔物の気配を感じてから、一生懸命牛丼をかきこみ、口にそれを含ん
# だまま戦う舞が可笑しいです。そして、口にしたまま「逃がした」と喋りそれを指
# 摘したばかりか、言い直すと「言い直さなくても判ってる」と言われて後ろ向いちゃ
# う舞が可愛い。……で、今回はここで終わりとは。本作、話毎のラストシーンがぶ
# つ切りっぽいという話が多い…。
# はちみつくまさんとぽんぽこたぬきさん。前作には出なかったけど、元ゲームにあ
# るエピソードだったかな。はちみつくまさんって要するにクマのプーさんのことか
# な。
# 佐祐理が良い所のお嬢様という質問には無言、本当に何も気づいていないのかなと
# いう質問には「そのはず」と答えた舞。答えたくない質問にはひたすら無言なんで
# すね。佐祐理の家のことについては、前作ではお嬢様らしいということしか判らな
# かったのですが…。
●次回予告
北川「相沢、水瀬、見ろこれを!」
あゆ「可愛い」
久瀬「生徒会長の久瀬だ」
舞「はちみつくまさん」
久瀬「ふん。警告しておくが川澄さん」
舞「ぽんぽこたぬきさん」
久瀬「そのつもりでいたまえ」
舞「はちみつくまさん」
舞「私、こういう場所が不慣れだし、祐一に側にいて欲しい」
第12話「異形の円舞曲(ワルツ) 〜waltz〜」
舞のはちみつくまさんと久瀬の台詞の組み合わせが何とも可笑しい予告でした。
では、また。
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