ども、みやこしです。

「奏光のストレイン」、STEP 09「目の前の自分」。

ラルフによるグォール襲撃後、修理も終わらないうちに厄介払いされてしまった
リベルタッド。またもや仲間を失ったリーズナー達は、そしてセーラが兄の仇の
妹と知ったロッティの反応は如何に?

セーラがディーグのスパイという噂が、何故かいきなり訓練生達にまで広まって
いるのが不思議ですが、いったい何処から漏れたのやら。現場に居たロッティと
ラヴィニア、検索で素性を知ったメルチとカアマイクル、それに彼等から報告を
受けたと思われるクレイヴンら首脳部と、言いふらしそうな人間には知られてい
なさそうでしたが…。

めったにない亜光速航行中の襲撃、さらに今回のグォール襲撃と、リベルタッド
を狙っているとしか思えないディーグの攻撃に、セーラの素性からその狙いが
セーラの奪取ではないかと疑われ、身柄の引き取りを拒否するグォール側。仕方
なく、重傷者のみをグォールに置いて、修理もできずに出航するリベルタッド。

前回負傷したディコンは、負傷した姿が出ただけで、特に置いていかれたという
描写はありませんでしたが、彼も重傷者扱いならここで退場でしょうか。これ
で、リベルタッドのリーズナーは女子のみという事に?(^_^;

自室で吹き荒れるロッティの嵐。まるで「ストロベリー・パニック」の某エト
ワール様の如く暴れ回り物を壊しまくった挙げ句に、銃を手に出て行くロッ
ティ。行き先は一つです。

格納庫で一人泣くジェッシィ。前回、カリスがやられた時のショックの受け方が
かなり大きかったように見えましたが、何か特別な想いがあったのか。
#ラヴィニアじゃなかったの?(^_^;
しかし、後でロッティに食事を持って行ったりと、他人を気づかう様子を見せる
辺りからして、この子が一番精神的には余裕があるのかも。

自室でやはり一人泣くラヴィニア。自分を責めてひたすら「ごめんなさい」と繰
り返す様が、どうも死亡フラグに見えてしょうがないんですが…。
彼女がエミリィ人形を勝手に持ち出そうと持ち出すまいと、それとは関係無くラ
ルフの襲撃は行なわれたわけですが、今の彼女にとっては、それは慰めにもなら
ないのかもしれません。

マーサは体を動かして気分晴らし、アーミィも沈みがち。というかこの二人、イ
マイチ影が薄い気がしますが、これも死亡フラグじゃないですよね?

セーラが監禁されている部屋に向かうロッティと、その姿を監視カメラで捉えな
がら、しかも銃を持っている事も知りながら黙認するクレイヴンとデュファル
ジュ。更に、ロッティが部屋に入り易いように監視兵を立ち去らせさえしたよう
ですが、ちょっとロッティを信用し過ぎでは?という気が。
まあ結果オーライではあったわけですが、せめて万一の時の為に、ロッティが
入った後にこっそり監視役を外に待機させておくべきだったかと。
結局外にはジェッシィが居たわけですが、万一の時に彼女がロッティを止める事
ができただろうか、と思うとちょっとアブない。

そして、対峙するセーラとロッティ。
カリスが持っていたセーラへのプレゼントを放り投げ、カリスが死んだ事を告げ
るロッティ。これで、カリスは死亡確定ですか。
いや、中の人が人なだけに、「実はストレインが爆散した時、『何とかシャッ
ター』が働いて死なずに済んだんだよー、あはは」とか言って出てくるのもアリ
かな、とか思ってたんですが(^_^;

怒りをぶつけるロッティと、心情を吐露するセーラ。あまりにも似ているお互い
の境遇。お互いの想い。まさに「目の前の自分」であるセーラに対して、振り上
げた拳を下ろせない…じゃなくて、突き付けた銃の引き金を引く事ができない
ロッティに対して、セーラは言い放つ。
「私が、この手で、兄さんを殺す!」

いやぁ、ベタベタな展開ではありますが、それだけに盛り上がりますねー。とり
あえずこれで、ロッティと(あと部屋の外で全て聞いていたらしいジェッシィ
と)はよりを戻せそうですが、他のメンバーともうまくやっていけますかどうか。

一方、何か吐血したりして生い先が短そうなラルフや、ラルフとメドロックに反
感を強めるバロウと、いよいよ不協和音が表面化しそうなディーグ側のあれやこ
れやも抱えて、物語は次回に続きます。

で、次回はついにラルフがグレた理由が明かされるようですが…600年前というの
はともかく、未来っていったい…?

では。

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宮越 和史@大阪在住(アドレスから_NOSPAMは抜いてください)
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