許せぬ、言論人暗殺常習犯のプ−チン
ロシアは一見民主主義国家であるが、この認識は大間違いのようだ。KGB出身のプ−チン大統領は、ここ数年にわたって、プ−チン批判の言論弾圧に血眼になり、民主主義の基盤である言論の自由が覆されてきているからである。
これまでも、反体制の新聞やテレビに圧力を掛けて、発行禁止や買収によってプ−チン政権批判の言論を封じ込める行為を繰り返してきたが、それだけでは飽き足らずに、反プ−チンのジャ−ナリストの暗殺を始めたのだ。その暗殺によるジャ−ナリストの犠牲者はここ数年で6名に上る。分かっている暗殺被害者のほかにもジャ−ナリストの行方不明者がかなりの数に上る。
そこえ、今回は、猛毒の放射性物質「ポロニウム210」を使った、ロンドン在住の亡命ジャ−ナリスト、リトビネンコ氏の毒殺だ。
プ−チンはロシア政府の関与を否定している。こんな汚い事件に「私が指示してやらせました」と言う奴はいないが、いままでのプ−チン政権のやり口からして、彼がやったことは間違いあるまい。リシビネンコを毒殺しても得をする者はプ−チン以外にはいないこともある。
ロシア経済は、石油資源と石油の高騰によって潤っており、そのためプ−チンの支持率も高いのに、なんでこのような汚い手を使って言論人や反対勢力を抹殺しようとするのか。
それが、プ−チンの心のなかに巣くっているKGBのDNAのなせる業なのであろう。
国連人権委は、徹底捜査と事件解明に乗り出すべきである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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