加藤邸と    隣接する加藤事務所の放火、全焼はどうやら右翼の仕業のようである。恐らく小泉の靖国神社参拝批判の意見を、マスコミで度々表明している加藤氏に対する嫌がらせで、靖国参拝反対論者を牽制するねらいがあったものとみられる。
 こんなアナクロニズムの卑劣漢が今も日本に残っているのは残念至極である。こんなことで、発言を控えるようなら政治家ではない。加藤氏は断固としてはねつけている。
 このような愚行と、小泉の靖国参拝とは、法的には因果関係はないことは勿論である。 

 しかし、クレ−ジ−小泉の靖国参拝が国際問題となり続けており、日本の国益を害し続け、国内外で騒わがれるような雰囲気が、この事件の背景となっていることは否めまい。そのような言わば「環境因果関係」はあるのである。
 しかるに、この事件に対しては、加藤氏とはかっては盟友関係にあった小泉も安倍も一言の見舞いも言っていない。夏休み中だと言うが、休みでも秘書の一人や2人はいるはずである。小泉も安倍も、この「環境因果関係」を感じているからに違いあるまい。
 村上新八