山口です。

Bruce Schneierの「暗号の秘密とウソ」を読んでます。

その中の使い捨て鍵(One-Time Pads: OTP)部分の理解が間違っていたら
どなたか指摘して欲しいなぁと。

この本ではOTPについて次のように

  OTPを使っていますと主張する製品は、ほとんどウソをついている。
  そしてウソをついていないとすれば、その製品はほぼまちがいなく
  使い物にならないか、そして/あるいはセキュアでない。

と断言しています。(邦訳版 144頁より引用)

これはあたかも通信内容が安全だとうたっている製品の場合にウソ
となるだけで、認証自体はセキュアだと考えていいですよね。

つまり、telnetは毎回同じパスワードが平文で流れるのに対して、
OTPはパスワードが毎回違うので、少し安全だ、ということでいい
ですよね。

もちろんパスワード生成の乱数具合がヘボくないことが前提で。

# ということは「通信時はOTPかSSH」なんていう規約はこの本でいう
# ところのウソになるな...。
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 Tadasuke YAMAGUCHI @ Hyogo