今週のカブトは、いくら書こうとしてもどうにも進まないので、
とりあえずレインボーマンでお茶を濁します。



レインボーマン 第34回 「真空竜巻の術」です。

○東京
モグラートの仕掛けたエンドニウム超爆弾の爆発で、巨大な津波が向かってくる!

海面の煙の特撮、よくできてましたね。
水中に染料を流したのを、逆さまにしたハイスピードカメラで撮ってます。

逃げ惑う人々。
中道社長とはぐれて泣きじゃくるタエちゃん!

ヤエちゃんとも聞こえるが、とりあえずタエちゃんで押します。

○海浜公園
「なんとしても津波を食い止めなければ、東京は壊滅する!
・・・真空、竜巻の術!!
空よ、真空になれ!!!」
津波が去っていく・・・。

あっさり・・・。
と、ムチャクチャな術の割りに、特撮がイメージについて来てなかったりする・・・。 


ま、「帰ってきたウルトラマン」でもこんなもんだったけど。
しかしあの津波が全部空に巻き上げられたとすると・・・その後は・・・。
塩水の集中豪雨が降るんじゃないのか?

公園の植木にすがって泣いていたタエちゃんは、波が収まった海面を見た。
そして、丘の上に立つ男も。
「あ!レインボーマンだ!!」

意外と有名だなって・・・前回も書いたか。

駆け寄るタエちゃん、コケた!
顔を上げたとき、レインボーマンの姿は無かった。
「レインボーマン、飛んで行っちゃった・・・」
がっかり・・・。

タエちゃんって、ゴンちゃん並みの芝居が出来るんだから、たいしたもんだ。

レインボーマンが立っていた辺りに行ってみると、タケシが倒れていた。
エネルギーを使い果たし、動けない。
「お兄ちゃん、どうしたの?」

○Kのアジト
作戦失敗の理由を、モグラートのパイロットに問うミスターK。
『東京湾の地形か、風の変化によるものとしか考えられません』
「わしに向かって口答えするのか!」
パイロット、アタッシュケースの刑・・・。
続いてDACに、レインボーマン捜索を下命。
「津波を止めるほどの術を使ったとしたら、まだ海の近くに倒れているに違いない」

○海浜公園
どっからか拾ってきたペンキの缶に水を入れ、タケシを介抱するタエちゃん。
気が付いたタケシは、東京が無事なのを見て安堵する。
「お兄ちゃん、レインボーマンが来て海を静かにしてくれたわ。
お兄ちゃん大丈夫?」
ヨガの眠りが近い・・・。

○仮設事務所
タエちゃんに連れられて、海運会社の仮設事務所にやってきたタケシ。
人の気配は無い。
「一人にしておいてくれないか?少し休めばよくなるから」
「うん!」
タエちゃん、事務所の外へ。

少しって・・・5時間ですけど。
幼子には、とてつもなく長い時間だ・・・。

○街
戻ってきた人々に、津波が収まったのはレインボーマンのおかげだと言って回るタエちゃん。
「おじちゃん。あたし本当にレイボーマン見たんだから!」
話しかけた男はベレー帽に詰襟の軍服・・・DACだ!!
「わかってくれるのは、お兄ちゃんだけよ!」
タエちゃんの後をつけるDAC隊員。

○仮設事務所
「ねえ、レインボーマンを知っているって言うお兄ちゃん、この中にいるの?」
「そうよ。今寝てるから、入っちゃダメよ」
タエちゃんを退け、事務所に突入するDAC。
タケシは・・・いない。
「子供の話しを真に受けて、とんだ手間を取った」
部下に捜索を続行させ、隊長は車で移動。

「お兄ちゃん、どこへ行ったんだろう?」
タケシは建物の裏で、白くなって壁に擬態(違)。

敵が間抜けでよかった。

○Kのアジト
DACからの吉報は無い。
オルガに言われてテレビのニュースを見る。
日本の友好国では、日本の実情を調査する委員会が結成され、
アリシア国の大統領補佐官であるダリンジャー氏が来日するというのだ。
「ダリンジャーか。
戦争中は情報部で活躍し、戦後は歴代の大統領の黒幕とまで言われた大物だ。
相手にとって、不足は無い・・・」

FBIのフーバー長官がモデルか?

○記者会見場
来日したダリンジャー氏が記者会見を始めた。
日本がもしも危険な国だと判断したら、アリシア国は即座に国交を断絶する用意がある。 


会見場には大胆にもチャーリー浜(違)が!
隣ではオルガが、ダリンジャー氏と彼のガードマンの写真を撮っている。
『ダリンジャーにはこのミスターKが直接当たる。
レインボーマンとはいえ、絶対邪魔はさせんぞ・・・』

○死ね死ね団アジト
フィルムを持ち帰ったオルガは、複製隊員の準備をさせる。

○海浜公園
5時間が経過し、タケシは無事に目を覚ました。
タエちゃんに礼を言う。
「ねえお兄ちゃん、どこに行ってたの?」
「裏屋根の上さ」

普通は屋根裏と言わんか?

そこへDAC隊員が戻ってきた。
「いたぞ。奴だ」

「ねえお兄ちゃん、レインボーマンの顔、見た?
どんな顔してるのかしら?」
「さあ。こんなお顔かな?」
自分を指差すタケシ。
「違う違うわ。
きっと天使みたいな顔よ!背中にお羽があるのよ!」
タケシは敵の接近を悟った。
地面の砂を敵の顔面に投げつけ、タエちゃんを連れて逃げる!

タエちゃんを隠し、銃を持った敵二人に挑むタケシ!
「レインボーマーン、早く来て!!」
変身しようとしたとき、タエちゃんがレインボーマンを呼ぶ声を聞き、動きが止まってしまう。
『レインボーマンが天使だと信じているこの子の夢を、
俺は・・・俺は破れない!』
変身をやめ、格闘戦を続けるタケシ・・・バカ正直・・・。
倒れた敵が、再び拳銃を手にした!
タケシが銃を叩き落そうとしたとき暴発し、はたと気づくとタエちゃんが倒れている!?
「ああっ!?」
変身したタケシ、容赦なくDACを片付け、タエちゃんを助ける!
「どうした!しっかりしろ!!」

○街
結局タエちゃんは銃弾に当たったわけではなく、なぜか気を失っていただけだった。
「よかったよ。なんでもなくて」
「よくないわよ。レインボーマン見られなかったんだもん!」

○中道工務店
無事にタエちゃんを社長の所に送り届けたタケシ。
「お父ちゃん、もう津波の心配はしなくていいわよ。
レインボーマンがいるんだから」
「津波の心配はなくなったけど、日本のこれから先はどうなるんでしょうね」
中小企業の経営者としては、深刻な問題だ。
テーブルにおいてあった新聞で、ダリンジャー氏来日を知るタケシ。

○京王プラザホテル
ダリンジャー氏の警護に駆けつけたタケシ。

そこって、ミスターKのアジトがあるホテルでは?

本日はダリンジャー氏はプライベートで外出した。
スポークスマンの話では、日本の美しい景色を見に行ったとか。
『プライベート?
・・・ミスターKが狙うのは今日だ!』

○Kのアジト
「では、ダリンジャーとお手合わせに出かけるか」

アジトの壁に、スイスの首都ベルンの観光ポスターが貼ってあるが、なぜかカタカナで「ベルン」(脱)。
スイス航空のポスターもあるが、やはりスイス銀行のお得意様なのか?

○空
変身して空からダリンジャー氏を探すレインボーマン。
『調査委員会代表のダリンジャー氏にもしものことがあっては、
危険な国日本のイメージが決定的なものになる!』

○日本庭園
二人の護衛を連れ、富士山麓の庭園を散策するダリンジャー。
「日本はこんなに美しい国だ。それを危険な国とはね・・・。
要人暗殺も、一部の過激分子の仕業だろう。
一味を突き止めさえすれば、平和で静かな国に戻るに違いない」
散策中、氏に倣って花の香りを楽しむ護衛。
だが、その花はトラップだ!
ガスをかがされ、倒れるた。
そして入れ替わりにコピーのDAC隊員が!

前川 清かと思った。

偽隊員、もう一人の護衛に近づき、毒を仕込んだタバコで倒す!

今田耕司かと思った。

ダリンジャーの前に、ミスターKとオルガが現れた。
「何だ、君たちは?」
「あなたに余計な調査をされたくない者とだけ言っておこう」
脇に吊った銃に手を伸ばすダリンジャーに、
「動くな!後を見ろ」
二人の護衛が、ダリンジャーに銃を向けている。
「あなたの国の連邦捜査局の名誉のために言っておくが、
彼らは裏切ったのではない。
二人は私の忠実な部下だ」

まあ確かに、日本とは関係ないからねぇ。

「あなたの射撃の腕は知っている。
しかし彼らの腕も確かだ。動かん方がいい」
「お前の狙いは何だ?」
「日本を危険な国にすること。
それが最終的な狙いだが、今の狙いはあなたに死んでもらうことだ」
「・・・」
ミスターKが合図すると、岩陰からもう一人のダリンジャーがマシンガンを持って現れた。
「!・・・No・・・」

ドッペルゲンガー見ちゃった(違)。

「あなたに死んでもらったら、やはり私の部下であるこの男が委員会に報告する。
日本がいかに危険な国であるかを詳しくな。
ハッハッハッハッ。Adieu・・・」
拳銃にかっこつけて接吻し、自らダリンジャーを射殺せんとするK。
「・・・」
絶体絶命!・・・いや、その時!!
「レインボーフラッシュ!!」
上空からレインボーマンが急襲!!
Kの機先を制し、二人の護衛を秒殺!
「死ね!」
マシンガンを連射した偽ダリンジャーは、本物のダリンジャーの銃弾で倒された!!
「ミスターK、この場は!」
なぜか煙球を使って逃走するオルガ。・・・お前はくのいちか?
ダリンジャーに駆け寄るレインボーマン。
「ご無事ですか?」
「ありがとう。あなたは?」
「レインボーマンです。・・・!」
轟音がして、ダッカー1号が垂直上昇する!

攻撃してくる気配はないので、きっとあれにミスターKとオルガが乗っているのだろう。 


「何者だ?」
「奴らは日本人ではありません。
日本の国を我が物にしようとする、国籍不明の悪の一味です!」
「まさか・・・では、その証拠は?」
「・・・」
「証拠がなければ、信じることはできない」

連中は、作戦成功よりも証拠隠滅に血道を上げてますから・・・(違)。

DACの援軍が銃撃を開始した!
リボルバーで応戦するダリンジャー!

・・・なぜか7連発・・・。帝政ロシアのナガンでも持ってきたのか?
最近は大型のフレームに小口径の弾丸を組み合わせ、9連発とかにしたものもあるけど・・・。

いずれにしろリボルバーではあっという間に弾切れ。
ところが空手だかボクシングだかよくわからない構えで、見事に敵を倒す!
どんどん予備隊員を投入してくるDAC隊長。
ついにロケットランチャーまで引っ張り出す!
「危ない!バリヤー!!」
ダリンジャーを念力バリヤーで包み、DAC殲滅に向かうレインボーマン!!


世界の人々を信じさせるには、言葉でなく事実。
その事実を示すのは、日本人であるタケシの役目なのだ。
レインボーマンの使命の重さを胸に、力の限り戦うタケシであった!


どういうことだ?カブトよりツッコミどころが少ないとは・・・。

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「蒸着せよ!!」 Red Lantis redlantis_@Yahoo.co.jp
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