19日、OECD(国際開発協力機構)が迷惑メ−ル根絶のめたの方策案を公表した。
 IN利用者で、迷惑メ−ルに悩まされない人はほとんどいない。OECDの調査ではメ−ル総数のうち2/3は迷惑メ−ルだというから、送信されるほうだけでなく、設備にも、維持費用にも莫大な負担を掛けているのだ。
 毎日何十通もの迷惑メ−ルが殺到し、その消去にかなりの時間を潰されている。「通信者を禁止する」で消去しても、かなりの数ののアドレスを持っているようで、次ぎから次ぎへと別のアドレスを使ってくるから、個人でこれらを断絶することは不可能だ。こっちのアドレスを変更しても、来なくなるのは一時で、すぐにもとに戻ってしまう。
 OECDの方策案の基本は、「法律による取締り」と「国際協力」「業界による自主的な規制取り組み」の三つの柱だ。
 やろうと思えば、これらは実行できると思う。事実、インタ−ネット普及数が1億台を越えている中国では、言論統制のために、「天安門事件」「人権問題」「台湾独立問題」関連のメ−ルは一切カットしているという事実があるのだから、それはできるはずだ。
 こんな言論統制はごめんだが、詐欺に決まっている「逆援助交際」だの、「詐欺臭い儲け話」だのの迷惑メ−ルを完全カットするなら大賛成だ。
 是非、早急に真剣に取り組み、実効をあげることを期待したい。
 村上新八