小沢は癖を自制して菅との共闘態勢を
民主党の代表選は小沢が勝利する公算が大きいようだ。民主党の危機を切り抜けるためには、実力者と言われながら大政党の代表になったことがない小沢に一度やらせてみたら、という多くの民主党員の思いが強いからである。
心配なのは、小沢が勝った場合に菅との共闘態勢をとれるか、と小沢の周辺への反響を勘案しない我侭行動癖をどこまで自制できるか、と言う点である。
まず、5日の二人の出馬表明記者会見でも、菅は、挙党体制を強調し、小沢との共闘期待を語ったのに対して、小沢は菅については触れなかったし、渡辺恒三がアナウンスした「二人揃って記者会見」を断ったりいたことが上げられる。
小沢には「出馬表明もしないうちに共同記者会見とは?}とか「候補は二人以上になるかも知れないから」とか「渡辺は先走り過ぎる」とかの言い分はあろう。これも間違っていないが、そこは、党内亀裂の感じを国民に与えて、期待感を萎えさせ、自民党を喜ばせるだけである、という認識と判断を優先させるべきであった、と思う。
これも小沢癖の一つである。
二人は水と油みたいに言われるが、政策では一致点の方が多いし、考え方の相違にしても、完全に相反するものでもなく、充分妥協できる問題なのである。
小沢は、この二点を自省し、自制しなければ、再び「ぶっ壊し屋」の轍を踏むことになろう。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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