米軍艦載機移転についての岩国で90%がNOを示した住民投票についての政治家のおかしな発言が続いている。
 小泉総理は「NOと答えるのは当然でしょうね」と述べたがこれが一番まともだ。武部幹事長は「誠に遺憾な結果だ」「安全保障の問題より地域のの論理を優先しようとする風潮が広がることを懸念している」と述べている。
 武部はそこどYESと出るとでも思ったのだろうか。そんな政治センスそのものが政治家の資質なしだ。
 日本の安全保障上の懸念は北朝鮮だが、これに対応するにイ−ジス艦の3隻もあればよいし、日米安保で日本を攻撃すれば、米国が反撃するぞ、だけで充分なのだ。世界第二の軍備費を使っている日本が米軍の反撃まで持ちこたえられないとは言えないはずである。
 米国はそんなことは心配はしていない。「不安的な弧」に対応かる米国戦略の一環としての日本の軍事拠点化なのだ。そんなことよりも、住民が地域の平穏な生活を重視するのは当たり前だ。
 また、片山参院幹事長は「安全保障は国の専管事項だ」と住民投票に不快感を示したという。これは、国が決める国防政策には盲従しろと言う軍国主義に逆戻りの発言だ。民主主義の否定発言だ。
 村上新八