>>  ("no one" <willkommen_spam@ich_liebe_spam>) さんは
>> 『2047年の判決』の中で書きました。

 > 2047年の判決



 >  2047年、地球の片隅の独裁国で君は政治犯として仲間とともに逮捕され、
 > リーダーだった君は裁判で終身刑の判決を受けた。
 > 判決文を読み上げた後、判事は君に尋ねる。
 > 「被告には二つの選択肢がある。
 >  一つはドリームXの注射を受けること。
 >  この場合、君はその後二度と目を覚ますことはなく、死ぬまで夢を見続ける。
 >  ドリームXの夢の内容は保証されている。
 >  君は夢のなかで次々と美女と出会い、そして得恋し、酒池肉林のセックスをする。
 >  ただし、ドリームXの注射後、君は二度と現実に戻ることはない。
 >  一つは刑務所で受刑生活をおくること。
 >  この場合、君は終生刑務所で暮らすことになる。
 >  ただし、これは私の立場からは余計な事かもしれないが、
 >  将来戦争が起こって刑務所が爆撃で破壊されるとか、
 >  なにか現在は予測できない不足の事態が起こってエスケープできる可能性は
 >  完全にゼロではない。
 >  
 >  どちらを選択するかは君の自由だ。」
 >
 >
 >
 >  どうする?

ドリームXを選んだ俺は、執行の法医がドリームXを腕まくりされ
てアルコール消毒された俺の腕に注射するのを見つめていた。
さあ、こんなつまんない現実とはお別れだ。どんなスペクタルでバ
イオレンスなロマンスが待ち受けているのだろうかわくわくするぜ。
腕に痛みを感じたところで眼が醒めた。よくみると、俺は寝ていて
ベットの端に腕を巻きつけていた。
そういう日は左手が攣った状態で動かすことができない一日となる。

いつになったらドリームXは俺を解放してくれるのだろう。