ブリリア代官山プレステージ(渋谷区恵比寿西二丁目)は酷評されている。東急不動
産と東京建物が事業主、東京建物不動産販売と東急リバブルが販売代理である。
立地は好条件なのに、特長がなく、売ったら売りっぱなしという業者の体質がうかが
え、とても残念である。
間取りや設備は中途半端で特に惹かれる個性がなく、市場のニーズから外れている。
値段は強気である。コストパフォーマンスが悪くて購入する気にはなれない。
「これは酷い。これで1億円の買い物をさせるつもり?」と絶句した。
総戸数は128戸だが、分譲住戸は僅か61戸である。半数以上は元地主が所有する等価
交換マンションである。
http://www.geocities.jp/shouhishahogo/news.htm
「新築「ブリリア代官山プレステージ」 」マダムyのマンション見学日記November
23, 2005
「スーパーヒルズ代官山」のキャッチフレーズで前宣伝していたBrillia代官
山プレステージ
代官山駅徒歩2分、JR山手線恵比寿駅徒歩5分の好立地にできる
販売は来年春の予定だけど、今日は事前説明を受け、だいたいの価格と間取りを見せ
てもらった
まず、驚いたのが、120戸の半分ほどの60戸ほどが元地主「東京無線」の所有に
なり、賃貸になるそうだ、賃貸の部屋はどれも小さく、ワンルームも多い
そして、駐車場のほとんどが東京無線のもので、管理組合には賃料が入らない
・・・
代官山はとても値段の高い高級住宅地ではあるが、それにしてもものすごく高い
9階建てで、上階3階分はプレミアム住居になり、安くて110平米1億8000万
円〜160平米で3億8000万円ほど
下の階でも1平米140〜150万円
その割には間取りが変、窓のない部屋が平気であるし、70平米の家でお風呂が13
00の大きさとか、億ションにしては仕様がイマイチかも・・・
お客様駐車場が1台分もないし、億ションにしては車寄せもない、ゴミも各階にない
60戸の小さな賃貸の部屋には家族が住める広さはなく、一人暮らしが多いだろう
し、場所が良いので、将来は入居者に困ったらSOHOや事務所や、もしかして店舗とし
て使用されることにもなるかもしれない
そんなことを考えると、落ち着いて生活したい人にはふさわしくないかも・・・
もっと安いならそれでもいいだろうけど
かなり期待していたので、ちょっとガッカリ

等価交換方式のマンションには要注意
等価交換方式で建てられたマンションは要注意である。等価交換は土地所有者が土地
を手放す代わりに、新たに建てられるマンションの住戸の幾つかを所有する方式であ
る。
マンション業者にとっては土地購入資金を払わなくて済むというメリットがある。販
売時に非分譲住戸の多いマンションは等価交換方式で建てられた可能性が高い。
等価交換方式のマンションでは一部の関係者が不当に有利な扱いになっていることが
多く、民主的な管理組合運営が困難になるためである。書籍では以下のように指摘す
る。
「買ってはいけない原則や教訓」として「等価交換ものは避ける」と記載する(根来
冬二、買ってから泣かないマンション選び、築地書館、2000年、39頁)。
「等価交換方式のマンションは要注意」(千代崎一夫、マンション管理氏が教えるだ
まされない鉄則100、講談社、2002年、197頁)。
「等価交換の場合、販売業者は地主の顔を立てながら仕事をするため、現場の監理、
検査、見積もりのチェックなどが不可能なことが多い」(楜沢成明、マンションを長
持ちさせる100章改訂版、鹿島出版社、1998年、217頁)。
「地主の所有する住戸数が、何割かを占めてしまうと、管理会社の選定や管理費の増
額など、地主の意向で決まってしまう可能性が大きくなります。一般の区分所有者の
意思が反映しにくくなるわけです」
(橋本一郎、サラリーマンでもできるマンション投資・家賃収入で儲ける極意、明日
香出版社、2004年、124頁)。
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http://www.geocities.com/tokyufubai/