クアラルンプ-ルで12日開幕したASEANプラス3では日中韓首脳会談がキャンセルされたばかりでなく、会議場でも中国の胡錦濤主席は小泉とは目も合わせず、盧韓国大統領とも一言二言挨拶を交わしただけだったと言う。
 これに対して小泉は、同行記者団に対して「中韓との相互依存関係も高まっているし、悪化は一時的なものだ」と語っている。こうなってしまっては、そうとでも言うより逃げようがないからであることは明白である。
 しかし、事態はもっと深刻なのだ。日中関係は「政冷経熱」と言われてきたが、現地では今は「政凍経冷」と変り、貿易経済にも影響が出始めてきつつあると言うのが現実なのだ。
 「何が一時的なのか」、この状態は小泉が辞めるまでは続くであろうし、靖国参拝賛成派の安倍や麻生がポスト小泉となれば、更に溝が深まり、取り返しがつかなくなるのだ。
 そんなことはお構いなく、小泉は総裁任期切れ直前の来年8月15日には最後っ屁で、羽織袴で靖国参拝を強行するのでないか。
 村上新八