「犬が人に噛み付いてもニュ−スにはならぬが、人が犬に噛み付いたらニュ−スになる」という話がある通り、幸せなことはニュ−スにはならないのであろうが、それにしても近頃は恐ろしいニュ−スばかりだ。
 耐震強度偽装で何千人の人が長年にわたるロ−ンを抱えたまま住居を失うというひどい事件もそうだが、幼い女の子が大人に殺される事件が次々と起こっている。なかには学習塾の講師が自分の生徒である小6の女生徒を教室を閉めて切って、用意していた包丁で刺し殺し、自分で110番するというけったい極まる事件まで発生した。一体どういうことか全く理解に苦しむ。
 その女の子は生意気だったにせよ、口答えしたにせよ、相手が幼い女の子なのだから、怒鳴りつけるだけで震えあがるはずだ。
 女の子を殺してしまっては、自分の人生も殺すことになるくらい簡単なことが分からないはずはないのだ。
 この男は、同志社大の学生だが、強盗傷害で有罪となり1年半の停学処分を受けていたという事実があるという。こんなことは一寸調べれば簡単に分かること。塾側の講師採用手続きにも落ち度があることは明らかだ。 一体日本のどこがどうなってしまったのか、識者ぶった奴の尤もらしいコメントなどは聞きたくないが。 村上新八