防衛庁の省への昇格が決まりそうだ。いままでは、公明党が難色を示しいきたが、今は賛成に回るようだ。児童手当の拡充案とのバ−タ−取引だと言う声もある。が、こんなバ−タ−などあるものか。バタ−と大砲の交換みたいなものだ。
 庁が省に格上げされれば、内閣府の外局である現在と違って、省令を独自に制定できめるとか、「防衛出動」「海上警備行動」などの承認を求めて直接閣議開催を求められるなどの便宜もあるという。しかし、そんなことよりも、省への格上げで防衛庁職員の士気が高まるという意味が大きいようだ。
 これが困るのだ。日本の歴史をみても、人殺しの道具を持った軍人が下手にハッスルするのが一番危険だし、ろくなことにはならない。そんなことにならないほうがよい。
 また、日米同盟に神経を尖らせている中国や韓国との関係の悪化も心配なのだ。こんなことはやめたほうがよい。
 山本五十六が言ったように、「百年兵を養うは平和を維持せんがためなり」こそ真理なのだ。
 村上新八