東急リネンサプライ、公害防止協定違反
東急リネンサプライ株式会社(本社・東京都品川区)千葉工場(袖ケ浦市中袖、山本
尚孝工場長)は袖ケ浦市に公害防止協定に基づく排水の水質測定で虚偽の結果を報告
した
(「東急リネンサプライ:千葉工場で汚水のデータ改ざん」毎日新聞2005年11月29
日)。
袖ケ浦市は千葉工場に対し、改善指示を出した(2005年11月28日)。同社はホテル用
のシーツやタオル類のリース、クリーニング事業をしている。
千葉工場は洗濯後の汚水を活性炭で浄化し、東京湾に流している。
同社は2005年7月9日から9月3日までの期間、6回にわたり、水質等測定データの化学
的酸素要求量COD数値が協定に定める基準値を上回っていたにもかかわらず、
あたかも基準値内であるかのようにデータを改ざんし、虚偽の報告書を作成、提出し
ていた。
市が再調査した結果、水の汚れの度合いを示すCODが、同協定の基準値10ppmを上回る
11〜18ppmだった
(「東急リネンが排水データ改ざん=公害防止協定違反の疑い−千葉」時事通信2005
年11月25日)。
それ以前にも平成16年に3回、平成17年に12回にわたり、CODが基準値を上回った際
に、データを改ざんし、虚偽の報告書を作成、提出していた。
上記は社内調査で現在判明した限りである。公害防止協定では水の汚れの指標となる
CODの基準値を一リットルあたり10ミリグラムと設定する。
改竄前の数値はいずれも協定の基準値を上回った(「東急リネン 排水測定値を改ざ
ん」中日新聞2005年11月28日)。
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