大問題になっている姉歯一級建築士によるマンション、ホテルの耐震強度偽造事件でマンション住民は誰もが自分の住むマンションは大丈夫だろうか、と心配になるのは当たり前である。
 摘発された物件のように、耐震基準の30%の強度しかないということはないにしても、一体基準の何%になっているのか、を知りたいと思うのは誰しもであろう。
 この問題について、自民党の武部幹事長は「犯人探しばっかりやっていると、マンション業者も不動産業者も商売が上がったりになってしまう。これは景気にも影響することになる」と述べて、騒ぐのが悪いようなことを言っている。
 こんなバカな発言はない。自分や家族の生命に拘わることであるし、住民にとっては大切な最大の財産の問題であるから、騒ぐのが当たり前で、この問題は建築業者や設計者の信頼を回復する上でも徹底解明すべき大問題なのだ。
 こんな問題についての、政治家の発言とも思えない発言をする武部は即刻自民党幹事長を罷免すべきである。
 村上新八