APEC出席のために釜山を訪れている小泉総理は、18日盧韓国大統領と30分ばかり会談したが、「靖国問題」で両者の溝を広げただけであった。
　小泉は、例の通り慰霊と不戦の誓いのためであると、ばかの一つ覚えを繰り返したが、盧大統領は、そんな繰言は、聞き飽きたとばかりに、途中で遮って「首相の靖国参拝や最近の多数の政治家による参拝は、韓国に対する挑戦である」「いくら小泉首相の考えを善意に解釈しようとしても韓国民は絶対に受け入れられるものではない」と突っぱねた。
　恒例になっていた韓国大統領の訪日要請をすることもできない雰囲気であった。小泉のつまらない我執のために日韓の溝は却って広がってしまったのだ。
　小泉は、日中関係にも触れて、「全く心配要らないろ「自分は日中関係を重要視しており、中国との友好関係を大事に考えている。日中関係は全く心配ない」とも述べた。冗談じゃない。よくもまあシャ−シャ−とこんなことが言えたものだと思う。小泉の言うように「中国が米国を抜いて最大の貿易パ−トナ−だ」という認識があるなら、何故中国があれほど嫌がるくだらない靖国参拝をやめないのか。この大馬鹿者奴が。
　村上新八