http://web.archive.org/web/20030419042110/http://www.fcg-r.co.jp/safety/kura/kura0711.htm
|  駅のエスカレータ工事を見ても、点字ブロックを見ても、本気でバリアフリーを
| 目指す気はあるのか、と疑ってしまう。結局は、交通バリアフリー法が制定されたからに
| 過ぎないとか、工事屋が儲かるから点字ブロックの設置をしているのだろうとか、
| うがったみかたをしてしまう。
| 
|  このことについて、私自身若い頃からずいぶん悩んだ。動機が不純であるのに、
| 純粋な結果が残るのだろうかと。
|  点字案内板を例にとってみよう。
|  日本の視覚障害者総数301,000人で総人口の0.2%。そのうち点字ができる人が
| 32,000人。視覚障害者の中で、点字は必要ない、と答えている人は201,000人で
| 66.8%を占める。
|  統計数字だけ見ると、点字はほとんど使われておらず、必要ともされていない。
| しかし、街のあらゆるところに点字板が設置されている。
|  「不純な動機」− そう思ってしまう。点字板をつけていれば、福祉をやって
| いるかのごとく勘違いしている企業や公共団体が目立つ。
|  点字板は普通の人が読めないから、ついていれば「よくやっているわね」と表面的な
| 判断だけ、よい方に目立つからだ。しかし実状は、必要のないところにもつけたり、
| 街中に点字ブロックを張り巡らしたりと、土建屋が自分らの利益のために工事を
| 受注している面もある。
| 
| エフシージー総合研究所 フジテレビ商品研究所 

うんうん。


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興味と疑いを見分けるのは難しい
 大島 蛹 sanagi_oshima@csc.jp 
 http://dilemma.s55.xrea.com/
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