単細胞小泉の思考
靖国問題で、小泉が「国のために命をなげうった霊に参拝することがどうして悪いのか、全く分からない。自分にはどうしても理解できない」と述懐した。
この一事をみても小泉思考の単細胞ぶりが分かるというものだ。たしかに、そのフレ−ズ自体からはなんら非難するものは見当たらない。
が、一国のリ−ダ−たるものは、マクロ的に考えられる思考能力が必要なのだ。それが小泉には欠如しているのである。
他国に侵攻して、何十年にも亙って、他国民を踏みにじってきたという事実は、その国民にとっては忘れ得ない恥辱であり、怨念なのだ。日本を守るためという口実で、日本に駐留している米軍の傍若無人な環境加害行為に対する関係住民の怨嗟は、凄まじいものがあることからも、中国、韓国の恨みは分かるはずである。その張本人である戦争犯罪者、すなわちA級戦犯が合祀されている靖国神社に、一国のリ−ダ−が参詣するということは、丁度、ヒットラ−の名が刻まれている碑にドイツの首相が参拝するようなものである。これを欧州の国々は許すわけはないのである。
中韓は、隣国であること、日本の侵略被害国であること、日本にとっは最大の貿易相手国であること、三国間には、トップ同士の話し合いで解決すべき多数の懸案事項があること、アジアの安定のためには日中韓三国の友好と協調が不可欠であること、
靖国神社参拝には国益上のデメリットしかないこと、これらを総合的に勘案するという簡単な思考能力さえも、小泉にはないのである。
小泉に言わせれば、そういう多面的な関係があるから、靖国問題だけではない、と言っているんだ、と言うであろう。奴には、靖国問題が、中韓の国民と政府の感情に刺さった大きな棘として根っこにあるから、それがすべてに支障を及ぼしていることの判断さえできないのだ。というより、そんな日本の国益より「靖国参拝のという我執を満足させずにはやれない」という我欲が優先するのであろう。これは首相として大欠陥なのである。それは日本の将来に大変な禍根を残すことになるのである。
こんな奴を国のリ−ダ−として戴き、高い支持率を献上している国民が一番悪いのである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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