一昨日の投稿で、政府が地元に通知した「米軍再配置計画」は既に決定されたもので、地元の意見を求めるものではないことを述べたが、1日のラムズフェルド国防長官の記者改選での談話は、それを完全に裏付けるものとなった。
 この会見で、彼は「新しい米軍の日本での再配置計画は、政府間の合意に基づくものであって、日米同盟緊密化のための新たな展開として極めて重要な決定であ。地元の反対は予想していた通りだが、日米政府にの合意に基づくものとして、日本政府による地元への説得を期待する」という内容である。
 地元の意向などは無視して決めてしまってから「ご理解を賜りたい」という言葉で押し付けるのは自民党政府の常套手段であった。これを知りながら地元はいつも泣き寝入りさせられるのだ。
 今度の再配置計画に対しても、いずれの地元も猛反対しているが、大勝させてもらった自民党は、自信を持っ押し付けてくるだけであろう。
 いつも泣かされるのは、ババを押し付けられた地元住民だけなのだ。その一つである横須賀市の住民も小泉に20万票の大量得票を与えたのである。今更、何をか言わんやである。
 村上新八