新聞各社で世論調査を実施している。それによると、小泉内閣の支持率は50%台後半に急上昇、自民党が変ったと認識するもの70%、小泉改革は進むを回答した者50%台後半、ポスト小泉に安倍普三をという回答はダントツの30-40%という結果である。  業 
師小泉の愚民操作の傑作、「劇場選挙」の余震がまだ続いているのだ。
 小泉は、反対派を徹底的に一掃して、何の見識もないおばはん連や森嘉朗元首相さえ呆れかえったほどお粗末な連中を面白おかしく当選させ、おれに反対する奴はこういう目に遭うのだとばかり、反対派を執拗に追い詰めて叩きのめして見せただけ、これをもって自民党が変ったと見るのは余程の「あきめくら」だ。自民党が変るとというのは、政官業の癒着と伝統的な利権政治、アメリカ一辺倒症がなくなることなんだ。こんなものは一つも変ってはいないのだ。「一体どこに目がついているのか」と言いたい。
 ポスト小泉に「安倍普三」という世論も小泉の仕掛けにはまっているのだ。小泉は早くから安倍を後継者と決めていたのだ。だから要所要所に安倍を引き出した。反対する国民のいない「拉致議連」の世話役に据えたり、第一回の訪朝、金正日との会談に同伴したりして安倍人気をでっち上げ、それに乗じて「自民党幹事長」に大抜擢するという「サプライズ人事」で人気を盛り上げてきたのだ。この小泉手品、目くらましに騙されているのがこの結果なのだ。
 自民党の次の総裁候補は、麻生、福田、谷垣、安倍の四人といわれるが、このうち最も総理資質がないのが安倍なのだ。それを人気ダントツに追い上げているのが、小泉手品に騙されている愚民どもなのだ。
 村上新八