《後世の歴史教科書に必ず載る歴史的偉業》

それまで、どの総理も所信表明で枕詞のように
『社会保障で安心できる社会を構築する』
と言っていた。
しかし、
今日の所信表明では変わっていた。

『国民一人一人が豊かな生活を送ることができる活力ある社会』
とし、『社会保障で安心できる社会』
と言う言葉は無かった。

『国は国民の老後の生活を保障する』と言う代わりに
『国民生活を支える』
と言い換えている。

さらっと言われたこの言葉、非常に大きな国家哲学の転換だ。

『大きな政府から小さな政府へ』と言うスローガンを国家哲学として確立したものと言える。

戦後続いてきた、『社会保障で国が生活を保障する国』
と言う国家目標は今日ハッキリと変更された。

『国の保障にもたれるのではなく、自助努力を中心に国がそれを支援する』
『本当に困った国民にだけ対象を絞り、負担を小さく、活力ある社会にずる』
と言うことだろう。
それを今後、数十年掛けて構築すると言うことだ。
今日その第一歩を踏み出した。

そう信じたい。

ならば、『小泉総理は日本の歴史を変えた総理』と言うことになる。
これは後世の歴史教科書に必ず載る歴史的偉業だ。

『小泉総理は歴史にその名を残す名総理』と言えるだろう。