"ichiro,s" <aomimi16@poplar.ocn.ne.jp> wrote in message
news:dh263v$7cl$1@news-est.ocn.ad.jp...
>
> 米国が日本の財政に懸念を示すのは、日本の対米協力のための財政原資を潤すの
に、
> 何故に必要な増税をためらっているのか、ということを云いたいがためであろう。

わたくしもそう思いますね。

> そのためか、最大の政治課題として財政再建&大増税問題が俄に浮上しつつある。
> 総選挙の最大の争点が郵政民営化だなんて、とんでもないウソに騙されたのだ。

その通りですね。そして、総選挙を導いた衆議院の解散、其れが行なわれて
然るべし、とする意見を含めて、ここfjでは多くがその考えの虜になっていたと
思う。結果が出て情況を知らされ、バツが悪くなって黙さざるを得ない、これが
fjでの現在の状況のようです。fjで知性豊かと自称している方々がそうである
以上、一般国民が下す判断などは当てにできない。つまり、広い意味で国民
は自己のことさえも十分には「分らない」存在である事を知るべし。その意味
では日本国憲法に唯一優れたものがあるとすれば、「代議制」、これを、
1947年の遅きに於いて敢えて採用したところにある、と言えそうですね。とこ
ろが、生意気な日本人の気質がその意味するところを汲む事さえできないで
いる。

それには宮沢俊義一派の文学的憲法論がその原因を為していたともいえそう
な気がするわけです。民主主義の捉え方にもう少しリアルさが欲しかった。宮
沢自身、もしかしたら、有斐閣から出版されている法律学全集「憲法」を書いた
後、それまでの自己の民主主義に関する意見にはどこか腑に落ちない点があ
ることをうすうす感じつつ他界された一人かもしれない。確かに、宮沢の思考力
には優れたものがあり、思考力が「本質」へと向かうその傾向的気質には誰も
疑う者はいないでありましょう。しかし、その優秀さも「言葉」の魔術に引っかか
る事が稀にある。「民主主義」と言うのはそれだけ漠然とし、且つ、時には危険
な用語である事をfjで政治を論ずる場合には注意したいところですね。

> 日本は、財政面でも米国の奴隷になろうとしている。
> これ以上、米国に媚びを売るのはやめにして貰いたい。
> ODAすべてを一旦白紙に戻し、国民的議論を巻き起こせ。

仰るとおりで御座います。少しも異論を挟む余地のないご意見とお見受けいた
します。

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太宰 真@URAWA