９.１０の勝率一位マジックに続き、ついに完全優勝マジック１３が点灯
しました。
中日の負けか引き分けで阪神にマジックの点灯する対横浜戦。先発
川上が中日のエースとしてどんな意地の投球を見せるかが見所でした
が、その勢いはすでになく横浜打線にあっさり捕まり、序盤で大勢は決し
てしましたね。
スタンドもガラガラで優勝争いという雰囲気には程遠く、ここが阪神を
さんざん苦しめたナゴドかとみまごうほど、あまりに寂しい光景でした。

わずか１０日ほど前までのデッドヒートが、まるで遠い昔の事のように
感じますね。何ゲーム離しても離してもまるでゾンビのように甦り、迫り
来る中日には追われる恐怖感を常に感じていました。
驚異的な追い上げを見せてきた中日はついに力尽き、名実共に終戦を
迎えました。

あとはＸデーに向かってただ突き進むだけですね。
今思えば優勝のプレッシャーに完全に押し潰された２年前と違いその
２年前の経験と、何と言っても９．７決戦が阪神ナインを逞しくしてくれ
ました。今年はもう２年前のようなプレッシャーとは無縁でしょう。
橘高にはまったく感謝あるのみです。来季は是非ともマスクを脱いで
くれればなおさら感謝ものですが。

最近の爆発力は、まあ相手投手が悪すぎるとはいえ湿りがちな打線が
常だったことを考えると信じられませんね。１試合最多２１得点に３試合
連続２ケタ得点は猛打を誇った８５年にも経験しなかった大記録です。
赤星、金本、今岡の調子がＭＡＸで同調すればどれ程の破壊力を有す
るかを見事に証明した結果と言えます。さらにこの３試合で４７得点に
対し失点はわずかに３点と、投打のバランスも最高でした。

＃ソフトバンクか、と思わず突っ込んでみる。

今日は東京Ｄでマジック点灯後初めての試合です。先発は

下柳−西村

で間違いないでしょう。ここは下柳−工藤の大ベテラン同士最多勝争い
を是非とも見たかったですがね。
最近好投続きの西村ですが、昨季甲子園のデビュー戦で洗礼を浴び
せた二の舞となれば、派手に４連続２ケタ得点でマジック減らしという
のも難しくはないでしょう。

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Takachan
takatsuka@k3.dion.ne.jp