Re: 北海道の閑散線区
嶋田です。
Shin'ichi Ichikawa wrote:
> 廃止する費用が捻出できないので存続している線区などあるのでしょうか ?
そういう線区はないでしょう。存続しているのは、
1) 一定数以上の利用客がある。
2) 並行道路が未整備や冬季に閉鎖されるなどして
鉄道を廃止した場合の代替公共交通機関の確保
が困難。
といった理由によるはずですが。
ただし、「線名」という必ずしも現状に即して
いるとは言えない基準で選定されたので、それを
見直した場合に危なそうなのは、
・根室本線(釧路−根室)…この区間だけに「花咲
線」という“愛称”が付けられているのが意味
深(?)
・根室本線(滝川−新狩勝[信])…富良野までは
観光客輸送と貨物輸送のため残るかも。でも、
IGRいわて銀河鉄道や肥薩おれんじ鉄道のよう
に地元負担になる可能性もアリ、でしょうか。
・釧網本線
・富良野線
・札沼線の浦臼から先
・留萌本線
・日高本線
・石勝線(新夕張−夕張)
・江差線(木古内−江差)
・室蘭本線(沼ノ端−岩見沢)
・函館本線(長万部−ニセコ)…ただし、ここを
廃止してしまうとまたぞろ有珠岳の噴火など
あって室蘭本線が運行できなくなった時に
函館−札幌間の輸送が途切れてしまう
ぐらいでしょうか。
> # 末期の深名線に、厳冬期に乗車しましたが、脱線するかと思うほど
> # ひどく揺れました
車両は何だったでしょうか? キハ53 500番台なら
それは国鉄時代の宗谷本線(旭川−名寄)でも経験
しました。気動車の台車の枕バネであるコイルバネ
の中に凍った雪が詰まってバネとして働かなくなる
からです。このため、一般型でもキハ40のうち寒冷地
および酷寒冷地(北海道)向け車両は空気バネ台車を
履いています。それより新しいキハ54 500番台は製造
コストをケチってリサイクル品のコイルバネ台車を
履かせてありますが一応コイルバネにはゴムブーツを
被せてあります。が、どうも不十分なようで空気バネ
台車(廃車にしたキハ183系からの流用?)への履き替え
が進められているそうです。
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