Path: ccsf.homeunix.org!CALA-MUZIK!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!newsfeed.mesh.ad.jp!news-gw1.ocn.ad.jp!news-gw2.ocn.ad.jp!news-wst.ocn.ad.jp!not-for-mail From: =?iso-2022-jp?B?GyRCQkA6SyEhPz8bKEI=?= Newsgroups: fj.soc.politics Subject: =?iso-2022-jp?B?GyRCRnxLXCROQC9FXhsoQg==?= Date: Mon, 5 Sep 2005 19:49:36 +0900 Organization: NTT Communications Co.(OCN) Lines: 57 Message-ID: NNTP-Posting-Host: p6155-adsah09honb1-acca.tokyo.ocn.ne.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset="iso-2022-jp" Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Trace: newsnn-ios01p.noc-kinrakuji.ocn.ad.jp 1125917542 28211 218.224.5.155 (5 Sep 2005 10:52:22 GMT) X-Complaints-To: usenet@ocn.ad.jp NNTP-Posting-Date: Mon, 5 Sep 2005 10:52:22 +0000 (UTC) X-Priority: 3 X-MSMail-Priority: Normal X-Newsreader: Microsoft Outlook Express 6.00.2800.1437 X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2800.1441 Xref: ccsf.homeunix.org fj.soc.politics:24335 この「日本の政党」と題するタイトルは広きに失する嫌いがある。 そこで、「自民党は最も日本人好みの政党である」、という観点 から一筆啓上致すもの也。 過去に於ける社会党、民社党、勿論共産党も、それらと自民 党はどうゆう関係であったのであろうか。テレビ等では話の端 々では尊重しているかのようなそぶりは見せつつも、実際と成 ると、喧嘩相手か無視するにしか値しない政党として相手を見 てきて今日に至っている。細川氏に政権を譲ったときでさえ未 だこの性格は変わっていなかった。その証拠に思っても無い河 野氏をわざと総裁に据えたりもしたのがその証拠であります。 自民党は初めから他政党を尊重し、政策や考えの一部でも同 意できる点があればそれを同じ政治家あるいは政治家集団と して認めるというような事はしなかった。 では、政治的な意見は時として異なる場合があるにせよ、お互 いを尊重しあい、それでいて立場の違いを意識する相手=政 党とは一体どこだったのであろうか。それは同じ自民党内での それぞれの派閥であった。要するに、同じ自民党と名の付く政 党が多数存在し、其れが小政党の役割を果たしていた。言い 換えると、大きな自民党内部で政党政治が既に完結していた のであります。故に、社会党、民社党、共産党などは勿論自民 党の眼中からは遥か遠いところに在った。別の言い方をすれ ば、この長い期間は日本は自民党の一党独裁の国であり、社 会党、民社党、勿論共産党などは、自民党が国民を騙すため の材料でしかなかった。実際は、同じ「自由民主党」として括れ るところの少数党の乱立国家だったのであります。 このシステムの利点(皮肉でありますが)は何か。其れは、    (1)少数党=派閥がいつも与党の立場でいられる    (2)したがって相手を尊重できる余裕が持てるだけ      でなく、気心が知れた同質の仲間という安心感      がある    (3)馬鹿でも政治ができる(自信がもてる) ではなかったかと思う。この政治家の気質は勿論独特の日本 国民の気質でもあるわけなのです。全てはその責任は国民に 帰する、とする事も可能ではあろうが、そうとばかりを言って済 ませられるものではない。なぜならば、このような性格は戦後 に始まった事だからであります。 政党に関する見識の薄さは、ただ一般の日本国民を非難す る材料とするのは間違いで、研究者、特に法学的観点からす る研究の遅れを指摘しないではいられない。基本=基礎理 論から練り上げた研究成果がほとんど見られない事が何より の原因ではないかとわたくしは考える。ここfjを見ても明らか なように、不思議と、国民自らは考究でき難い問題でもあるわ けで、専門家の知見が先導すべき分野なのであります。何か おかしいおかしいと思いつつも次がでてこない、日本におけ る政党の問題と言うのはそういうものなのではあるまいか。 一つ、この辺で安井@東大氏にご登場願いたいものでありま す。 -- 太宰 真@URAWA