Path: ccsf.homeunix.org!CALA-MUZIK!newsfeed.media.kyoto-u.ac.jp!newsfeed.mesh.ad.jp!news-gw1.ocn.ad.jp!news-gw2.ocn.ad.jp!news-wst.ocn.ad.jp!not-for-mail From: =?iso-2022-jp?B?GyRCQkA6SyEhPz8bKEI=?= Newsgroups: fj.soc.politics,japan.jiji Subject: =?iso-2022-jp?B?UmU6IBskQj4uQHRGSDpbQC88IyRLMGxMcCRyJE8kSiRERTcbKEI=?= =?iso-2022-jp?B?GyRCTFpEPj9NJDUkcyEiJD0kTj80MFU1JCRPTilHSSRAGyhC?= Date: Mon, 29 Aug 2005 16:02:09 +0900 Organization: NTT Communications Co.(OCN) Lines: 51 Message-ID: References: NNTP-Posting-Host: p56079-adsau12honb1-acca.tokyo.ocn.ne.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; format=flowed; charset="iso-2022-jp"; reply-type=original Content-Transfer-Encoding: 7bit X-Trace: newsnn-ios01p.noc-kinrakuji.ocn.ad.jp 1125298937 20011 221.187.128.79 (29 Aug 2005 07:02:17 GMT) X-Complaints-To: usenet@ocn.ad.jp NNTP-Posting-Date: Mon, 29 Aug 2005 07:02:17 +0000 (UTC) X-Priority: 3 X-MSMail-Priority: Normal X-Newsreader: Microsoft Outlook Express 6.00.2900.2527 X-MimeOLE: Produced By Microsoft MimeOLE V6.00.2900.2527 Xref: ccsf.homeunix.org fj.soc.politics:24027 japan.jiji:8292 "yam" wrote in message news:e5hQe.82$6_5.54@news1.dion.ne.jp... > > "Fumimaro" wrote in message > news:aO5Qe.31132$Tf5.9178@newsread1.mlpsca01.us.to.verio.net... > > 外交官なんてものは、政府の意向に忠実に従うべきで、 > 自らの判断で外交を行おうと思うのなら、外交官ではなく > 政治家になるべきだね。 この点はyam氏の仰るとおりだと思いますね。政府の行う外交は、 指令を出す本国の政府と現場駐在の外交官とが一体となってひ とつの統一した行動となる。かりに、本国の政府の出す指令が誤 りで、自主的に行った外交官の行動の方が正しかったにせよ(尤 も、誰が誤り、あるいは正しいを判断できるか知らんが)、そのよ うなことは、諸外国に対して日本国の恥を晒すものでしかない。 > 昔、杉原痴畝なんて香具師がいたらしいが、日本はナチと > 同盟を結んでいたんだから、ユダヤ人の抹殺を妨害するのは > 国策に反するのにも関わらず、個人的な判断でユダヤ人を > 不法に亡命させて、領事の任を解かれ戦後も冷や飯を喰い > 続けたらしいが、外交官の立場を考えれば当然の処遇。 「冷や飯を喰い続けた」か否かはこの論には全く無関係なわけで すが、「当然の処遇」であることは確か。 > そういう判断をしたければ、政治家としてドイツとの同盟を > 破棄するように動くのが正しい。目的は手段を正当化しない。 なるほど。しかし、ここで、あまり考えないで見切り発車の言葉を述 べてしまったことが悔やまれますね。当たり前なことを意味ありげに 言っているだけ。 まず、ここでの「目的」は、ユダヤ人の抹殺を妨害することを指し、 「手段」は、外交官である、ということを指すらしい。しかし、       目的が手段を正当化するかしないか の問題は、目的に対して手段を如何なるものにすべきかが選択可 能であるか若しくは不分明な場合に威力を発揮するのだが、この 事例では、単なる「選択不可能」な場合。候補に挙がっている政治 家は外交官であることが「現実的」なことがらで有るのに対して、た んに「可能な」ことがらに過ぎない。異質なものを選択させることは、       目的は手段を正当化しない の言葉には馴染まない。 -- 太宰 真@URAWA