"yam" <h_yam@h8.dion.ne.jp> wrote in message news:vyIKe.43$Sf6.1@news1.dion.ne.jp...
> 
> "GON" <gon@mocha.freemail.ne.jp> wrote in message
> news:ddefvs$gj5$1@news511.nifty.com...
>> 参議院が衆議院に縛られる筋合いはもともとありません。
> 
> 参議院は衆議院には縛られないが、国民の判断には耳を傾ける
> 必要がある。

yam殿、正確にはどういうことを仰っておられるのでしょうね?

      国民の判断には耳を傾ける必要がある、

はなかなか聞こえのよいことばでは有りますが、逆に意味がぼやけ
てます。この場合、「国民の判断」は「全国民の意向」という趣旨なの
でしょうが、この「全国民の意向」にさえ国民の代表者である衆議院
議員は縛られないのではないですか?ただただ、己が「全国民のた
め」になると信ずるところで行動すればよい。

因みに、衆議院議員を選ぶとき、国民はその衆議院議員の候補者を
「全国民」のためになると信じて選ぶ格好はするが、実際は自分たち
局部の選挙区民だけのためになるものとして選ぶのが殆ど。まぁ、こ
の点は国民の意思内容は法で規制できない以上自由ということにな
る。また、選挙区民はyam氏と同じような人間なのだから意向内容を
仮に規制したとしても無理。それに、一旦選ばれた以上、衆議院議員
は自己の選挙区民が何を言っているかにさえ縛られないのです。よう
するに、

      議員は国民の判断には耳を傾ける必要は無く、
      逆に、国民は自分たちの判断に耳を傾けるよう
      な議員を選択すべき義務があり、そうでなけれ
      ば不利益を受ける可能性がある、ということで
      その義務を覚知できる

ということでは有りますまいか。

> 仮に、衆議院選挙で、郵政民営化に賛成の自民党議員が勝って、
> 郵政民営化反対の自民党議員や他の野党が壊滅的な結果になれば
> 国民の総意として小泉流の郵政民営化が支持されたことになる。

いいや、「国民の総意」は選ばれた衆議院議員が何をするかまではペ
ンディングの状態なのです。

> もちろん、参議院が自らの良識として、馬鹿な国民の判断など
> 取るに足らないというのなら、無視して何度でも否決すればいいだけ
> のことだが、そういう議員には次の参議院選挙で国民の鉄槌が下る
> だけの事でしょう。

いいや、それも分からない。鉄槌は「下」ってみなければ分からない。

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太宰 真@URAWA