パレスチナ和平の妨害行為に屈するな
アラブ系イスラム人の多いイスラエルの北部のシェファラムで、4日発生したユダヤ人右翼によるバス乱射事件は、ガザ地区の入植地撤退の妨害を目的とするものであることが判明した。この攻撃によって警官隊を引き付けてガザの撤退を警備する警察勢力を手薄にすることをねらった陽動作戦であったらしい。
シャロン首相とアッバス議長との合意事項であるガザ入植地からのユダヤ人撤退は、パレスチナ和平への大切な一歩である。このような妨害行為は今後とも散発するであろうが、これによって折角進展しかけている和平への歩みを後退させるようなことがあってはならない。
両者の賢明、かつ冷静な対応を望みたい。それはイスラエル、パレスチナの和平
実現のためだけでなく、イスラム過激派のテロからその口実を取り上げ、テロを沈静化させるための有効策でもあるからである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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