脳裏を掠めるこんな疑念、北朝鮮問題
6者協議ももう10日目に近づいているが、共同文書はかなかなまとまらないようだ、議長国の中国は第四番目の案を提出したというが、米朝の隔たりについて、両手を広げて、こんなにあるとジェスチュアで示してみせる代表もいるという。
北朝鮮の金桂寛代表は「米国の核の脅威が除かれ、信頼が醸成されるのに従って、核兵器と核兵器関連計画を放棄する決心だ」と記者団に語っている。
が、これは、米国が北朝鮮を攻撃するにしても、核兵器などを使う必要は毛頭ないことくらい北朝鮮は承知の上で、北朝鮮も米国と同じ核保有国だと印象づけようとする言い回しに過ぎず、本当に核兵器を持っているのかどうかも怪しいのではないか。
ポケットのなかで二本の指を突き出してピストルの銃身に見せかけて脅すように、核兵器があるような振りをして、その放棄と引き換えに「金体制の保障をしろ」「エネルギ-、食糧をよこせ」とごねてみせる位のことはやりかねない国なのだ。
大体、国民を飢餓の極限にまで追いやりながら、莫大なカネを掛けて開発した唯一の切り札、核兵器はそう簡単には放棄できるものでない、と考えるのが自然である。
持ってもいないもを、持ってるふりをして、見返りをよこせば放棄してやる、と騙そうとするくらいのことは朝飯前なのだ。
窮してくれば、覚せい剤でも麻薬でも偽ドルでもなんでもやる。なりふりかまわずなんでもあり、というのが金正日なのだから。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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